ccc-さんのレビュー一覧

ドSで完璧な美貌を持ち記憶喪失。主人に親愛を捧げ、メイド業は完璧な技量であるが何かの拍子にメイドのカテゴリから出ると、世間知らずでポンコツ振りを発揮する。そんな完璧なメイドを全9話+描き下ろしで描ききったのが本作です。メイド題材のエロ漫画でこれに並ぶ作品を見たことがありません。

ヒロインは人間離れした設定&価値観&描写であり、その超然さに主人公の恋が成就するのか不安を感じながら読み進めましたが、何はともあれ添い遂げるであろう未来が示唆され一安心。謎めいたヒロインは作中で設定の一部が示され、その正体は最終話後に明かされます。

主人公は高校～大学付近の少年で、遺産相続に伴い屋敷+メイドの生活が始まります。ドSヒロインに弄ばれる役柄で、女装すればヒロインの妹で通る容姿の持ち主です。人柄は温厚でヒロインに恋しており、いぢめられ役がハマっています。

エッチは言葉責め&足コキ等の甘責めがメインです。親愛ゆえに主人を快楽でもてなす献身的な(ドS)プレイが毎度炸裂。しかし、メイドカテゴリからハズレてポンコツ化した時は逆転しますので、責め一辺倒のプレイではありません。羨ましい。

アホの子バニー冒険者が欲しい武器を体で買うため武器屋のオッサンとセックス、即落ち子作りになるお話です。カテゴリは甘レイプ。
ヒロインは一応嫌がるのですがフキダシ全てがハートまみれであり、君喜んでるよね?であり体は正直だな状態。読者も遠慮不要で、武器屋のオッサンに同調してアホバニー戦士をガンガン孕ませセックスです。ところでこの武器屋のおっさん、勇者と同行して魔王討伐してたレベルじゃなかろうか…?

アホの子ケモ耳娘(戦士)が売春婦と勘違いされて童貞男子にアプローチされ、容姿を褒められその気になりプレイ開始。本番禁止で始まるも当然流され、ラブラブの子作りセックスになります。
当初はオオカミの体裁で登場するも、プレイ中に犬度がガンガン上がり、きゃんきゃんわんわんプレイが大変に捗ります。絵柄はデフォルメ強めですが、リビドーを隠さない仕事に好感が持てます。

堅物処女の女性教師がショタ顔の竿役に告白され恋人関係となる「白川先生の憂鬱」が3話。人妻不倫の「人妻の恋」が2話。メイドモノの「マス・コン」が2話(前後編で前編はカラー6P)。強気系ヒロイン&女系家族との乱交となる「誘惑一族」が3話+番外編2話とシリーズモノが多く、1話読み切りは2本のみです。

ヒロインは熟女～同級生～妹と幅がありますが、熟女キャラは凹凸のあるグラビア体型で肌の表現も瑞々しく、グラマーな年上お姉さんといった体裁です。

シチュエーションは和姦で、乱交や不倫も含めヒロインが不幸な結末になる話はありません。竿役達は穏やかなキャラが多いですが、いざ濡れ場に突入するとベッドヤクザ級の絶倫振りを発揮。セックス慣れした熟女も大いに乱れフィニッシュを迎えます。

作画は局部をレイアウトの中心に据えており、性器の大写しも頻繁でストレートなドエロ表現です。このスタイルは単行本に修正規制が入ると大ダメージですが、当単行本はストロングスタイルのエロが存分に楽しめます。

表紙のヒロインが登場する「委員長業務日誌」は、ツンデレの委員長がいざセックスになると竿役に翻弄され屈服。竿役からの要求に反発し「キライになっちゃうぞ」と抵抗するも、結局はセックスで説得され、最後のページでは焦らしプレイに悶ながら竿役に愛の告白という、和姦でこれ以上落すのは無理では…という陥落ぶりが楽しめます。

16ページ中14ページがセックス(もしくは調教プレイ)描写の「いいなりデート」も同じ傾向で、普通のデートを望むヒロインが竿役からひたすらセックスで説得されます。最後のページは発情顔でフェラしながら「明日…はちゃんとデート…するわよ」と完落ちで、今後が容易に想像できる締めとなっています。

全話和姦で曇らせ要素の無い作品集ですが、女の子同志のふたなりモノ(16P)が1話収録されています。抵抗のある方はご注意ください。

セックスに激弱のヒロインが竿役に翻弄される作品集です。ヒロインはツンデレ、快活、クーデレ、真面目、内気等様々ですが総じてセックス耐性が無く、抱かれると快感に翻弄され竿役の言いなりになります。

ヒロインと竿役の関係は概ね良好で、陵辱やNTRはありません。ツンデレヒロインが登場する「好きにはなれない」では、ヒロインが竿役を好きではないと反発するも、セックスの快感に既に屈服しており、一度行為が始まると竿役の言いなりになるマゾの顔が出てきます。その他のヒロインもセックス前後で落差が大きく、元気なあの子が彼氏の前では……シチュが好みの紳士は期待して良いでしょう。

ストーリーは一応ハッピーエンドですが、竿役の性欲に区切りが付くことはなく、今後もヒロインは竿役に散々鳴かされるのだろうなぁ……と、その後のエロシチュが容易に想像できます。エロに関しては申し分無いですが、2008年初版作品のためか、スキャン画質に古さを感じるのは勿体ないですね。

全話おねショタ(姉弟)の作品集です。

実姉弟モノは世間体や身内バレ等暗い題材が混ざることもありますが、本作品(というかこの作者の作品)に曇らせ要素は一切無く、姉弟はセックスくらいして当然と言わんばかりの楽天的な世界観です。登場する姉弟に罪悪感は無く、息をする様なセックス関係を前提にコミカルな話が展開します。

作品の所々に太い描線のデフォルメ顔が入る芸風は同じですが、単行本内で絵柄の変遷が見られます。個人的には少し前(と思われる)の絵柄が好みですね。ヒロインの年齢層はティーンズです。4話シリーズの「ツンデル」は引きこもりの姉が社会人設定ですが、元々ロリショタ系の絵柄のため、学生にしか見えません

エロはアナルや3Pもありますが、概ねノーマルな印象です。全体的にショタ弟は匂いフェチの傾向がありますね。濡れ場でもコミカルなやり取りが挟まれるため、じっとりしたエロはありません。姉弟モノのインモラルを求める作品ではなく、仲良し姉弟のセックスを含めたわちゃわちゃを楽しむと良い感じです。

大学生～社会人の男女恋愛を扱った作品集です。成人らしい落ち着きのあるラブストーリーと感じました。

暗い話は無く、全話ハッピーエンドで爽やかな読後感。出会い(知り合い関係)からセックスまでの流れを1話で綺麗にまとめており、作者の構成力が伺えます。一方、限られた尺で話をまとめているためセックスまでトントン拍子で、衝突&仲直りのような恋愛の起伏は控えめです。

ヒロインはしゃがんだ太ももや騎乗位で揺れるおっぱいに写実的な描写が見られ、時々(良い意味で)生々しさを感じる色気があります。濡れ場の竿役はやや口数が多く「オマ○コから雌の匂いがしてきたゾ?」とエロ雑誌の煽りのような台詞も見られます。この辺、ティーンズの恋愛ではなく、成人同志のプレイ故でしょうか。

収録作は全8話、1話30ページの作品が3作と、比較的長尺の作品が多いです。和姦作品から寝取らせまでストーリーには幅があり、ページ数を活かして途中でエロジャンルが遷移する作品もあります。

収録作を簡単にカテゴリ分けすると……
(1)和姦　(2)和姦　(3)寝取らせ→快楽落ち　(4)和姦　(5)睡眠姦→逆レ→快楽落ち　(6)和姦　(7)和姦→妄想オチ　(8)和姦

ヒロイン達は下がり気味の眉毛とやや開いた口元で、独特の親しみやすさ・可愛さがあります。このような個性的な絵柄は貴重ですね。

作品によってページ構成に幅があり、Hシーンが20ページ近くの作品もあれば、導入に10ページ使う作品もあります。2冊目以降の単行本もよろずエロ漫画としてバリエーションを追究するのか、それとも何らかのジャンルが定着するのか、今後が興味深いです。

全キャラ豊満なボディと、甘いシチュエーションの作品集です。傾向は純愛/和姦/お姉さん。途中まで人妻寝取りで進行する作品もありますが、人違いオチで丸く収めることで読後感に配慮しています。

ヒロインはやわらかさを感じさせる豊満な体型ですが、特に近作ではお腹のやらわかさも強調されており、ふわふわボディと呼ぶに相応しい画風です。ヒロインは高○生～大○生付近のお姉さんで、ロリ/妹キャラは居ません。

エロはノーマルプレイですが、相思相愛で豊満なボディのセックスはひたすら甘く、双方セックス中毒が心配になるほど快感を共有しています。

巻頭作の「ゆるあね」「あまあね」は大学生のふわふわお姉さんが下宿先の少年(○学生?)を籠絡して恋人になるストーリー。少年はセックスの練習を通じてヒロインの魅力に完全に参っており、包み込むような甘やかし責めになすがまま。綺麗でふわふわのお姉さんに優しく責められたい紳士は必携ですね。