アナカさんのレビュー一覧

ほとんどのエロRPGは「RPG要素のあるエロゲーム」という感じですが、このゲームは「エロ要素のあるRPG」といった感じです。
RPG面に力を入れている作品もエロを前提にしたシステム・ストーリーになりがちですが、このゲームは『良い意味』でエロ要素がなくても問題ないんじゃないかという印象です。

エロ要素のないRPGにエロ要素を足しました、みたいな感じ。
なので一般向けRPGをプレイしていて「このゲームにエロ要素があればなあ」と思ったことがある人に、すごくオススメです。

この作品にかぎらず、この作者さんの作品は全てそうなのですが、エロイベントがとにかく豊富!
専用CGのあるイベントには段階があり、ひとつのエロCGだけでも三度四度と楽しめます。

また専用CGのない汎用サブイベントが豊富に用意されているのですが、こちらもとてもエロい。
イベント自体はあっさりとしているのですが立ち絵CGの見せ方が上手いので、種類によっては専用CGイベントよりも好きなサブイベントがあるくらいです。

他の方も言っていますが主人公のリズがとても魅力的です。
エロのためのキャラクター性という感じではないので、エロが発生しない序盤からワクワクしたのを覚えています。

ゲーム自体はかなり前にプレイしたのですが、今でも回想ルームでエロシーンを見返したくなる一作。

基本的には触手シチュでこの作者さんらしい触手シーンが楽しめるのですが、個人的にはレズシーンが印象に残っています。緑髪主人公とふたなり魔女のレズシーンがいくつか存在します。CGはもちろん、主人公が流されてレズに目覚めるのがとても良いです。

主人公は騎士なので最初は騎士隊服を着ていますが、すぐに破壊されて以後はビキニアーマーで行動するようになります。なのでエロシーンは基本全裸か半裸。
この作者さんらしいエロ表現で良いのですが、騎士隊服をしっかり着てのエロシーンが一つ二つあるともっと良かったなあ・・・という個人的願望です。

ゲーム自体はシンプルなパズルアクションRPG。

エロシーンはエナジードレインで一貫しているのですが、他にも挿入なし本番なしも一貫していて作者のこだわりを感じます。
胸責めや股間責め、丸呑みなど様々なシチュエーションはあるのですがいずれも挿入や本番はないので前戯好きにはたまらないエロシーン達です。
ダメージ具合により差分がありますが、パンツのシミなどの差分表現もとても良いです。
主人公はメカクレなので、メカクレ好きエナドレ好き前戯好きにとてもオススメ。

お値段を考えても非常に満足度の高い一作です。
ゲームクリアしてからしばらく経ったあとも、回想だけ見返しに起動したくなる良さがあります。

骨太で王道なRPG。

とにかくテキスト量が多い!
キャラクターの会話は豊富、町人との会話も豊富(しかもチャプターごとに更新されます)、オブジェクトを調べたときのテキストも豊富(しかも操作キャラクターごとにリアクションが用意されています)、用語集も豊富。
自分はRPGのテキストが好きな人間なので、もうワクワクしてテキストを読みふけりました。

SF風味の設定はかなり凝っていて、途中で理解が追いつかなくなる人もいるかもしれません。設定の山です。
が各種テキストの内容が設定おさらいの側面も兼ねているので、設定の山に不安を感じる人はテキストを漏らさず読み進めるのをオススメ。

キャラクター間の会話大好き! フレーバーテキスト大好き! 用語集大好き! な方にとてもオススメ。

この値段からは想像できないほど、ゲーム部分もエロ部分もしっかりしています。
二つのルートがあってゲームシステムやエロジャンルも違うので、実質的には二つのゲームの詰め合わせみたいな印象。主人公は同じですが、同名同姿の別人と見てよさそう。

値段が安くてプレイ時間も短いのでさっくりプレイしようと思うと、意外とシーン回収のためのゲーム的試行錯誤が必要なので注意。無視していたコマンドがシーン回収のために必要だった、なんてことがあります。

説明にもあるとおり本番はクリアまでないので、むずむず焦らされる様子が好きな人に特にオススメ。

戦闘エロが好きな人には間違いなくオススメ。
魔物ごとに豊富なCGが用意されていて「次はどんな魔物かな」とわくわくしながらゲームを進められます。
戦闘エロって冷静に考えるとかなり悲惨なので、ストーリーがコメディタイプなのもいいですね。
それと実はストーリーも凝られているので、そちらでも楽しめます。戦闘エロゲームでは珍しい。

戦闘としても歯ごたえがあります。
戦闘エロを見るために手加減する必要はあまりなく、普通に戦闘を楽しむなかで戦闘エロが発生するのはバランス良し。
ストーリーが進んでも序盤の魔物が登場するので、同時に発生する戦闘エロの種類が増えていくのもとても好きです。
ただパラメータインフレが激しく、こちらが気を遣わないと序盤魔物は瞬殺できてしまうのは少し気になりました。
ストーリー進行に応じて序盤魔物も相応に強くなってくれると、もっと好みでした。

なおストーリー的に、前作をプレイしているともっと楽しめます。
前作も素晴らしい出来です。

戦闘時の立ち絵エロと敗北エロイベントの二種類があります。敗北エロイベントはボスのみ。

ゲームはノンフィールドRPGで戦闘をこなしてレベルを上げますが、かなり簡単でサクサク進めます。戦闘エロのためのガワという印象。戦闘エロは好きだけど戦闘自体は別に……という方にオススメです。

個人的には、戦闘エロの構図や体勢が豊富な点が好きでした。
構図は一緒で相手が違うだけ、ということはなく色々な構図や体勢が採用されています。なのでひとつは好きな立ち絵に当たるのではないかと。
衣装や表情などの差分も細かくあります。

プレイ途中から回想ルームに飛べるのは便利ですが、再戦するタイプの回想なので差分チェックしたい場合は少し面倒かも。

戦闘エロの雰囲気が好きだ、サンプルにぐっとくる立ち絵があった、などの方はプレイしてみてはどうでしょうか。

サンプル絵の表情に惹かれて購入。

物語としては、妖魔がはびこる廃墟に囚われ陵辱を受ける女性達を救い出すべく探索するも、佳境にて捕縛されて同じ目に遭うというものです。
そういう性質の話ですので、その時が来るまでHな描写はほとんどありません。しかしその時がきたら次々とHCGが出てきます。

短い作品ですが、二人のヒロインがきっちり魅力的に描かれていると感じました。
個人的にティアが好きです。性格や口調、物語を進めるとわかる彼女の背景など……ティア愛おしい。
あっさりしつつも丁寧なキャラ構築のお陰で、中盤辺りになるとこの子達の旅をもっと見たいなあと思える程愛着が湧きました。
だからこそ崩壊、陵辱へのワクワクが募るというものです。

RPG部分はそこへ向けての前振りです。
探索や戦闘はごくごく一般的なツクールのそれです。退屈と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、一時間程ですし、ワクワク蓄積時間と割り切ると楽しめると思います。
回想などはないようですが、Hシーンは固まっているので、セーブを分けることで代用可能だと思われます。

価格も手頃で、二時間もあればクリアできますので、サンプル絵に惹かれた方はポチッと購入してみてはどうでしょうか。

続編などを匂わせる終わり方だったので、そこにも期待したいです。