rasanさんのレビュー一覧

全4作プレイさせて頂きましたが、登場人物全てが魅力的な人物で、一見唯の悪に見える人物も内に熱い思いを秘めていて、皆が皆善悪だけでは判断できない意志の強さを持ち、それらのぶつかり合いが熱い作品でした。

最終作である今作は、今までの作品で出てきた人物がほぼ全員登場し、今までの伏線も回収され、いわゆるお祭り作品といった感じで楽しめたように感じます。

今作初登場のリリィちゃんは声優さんの演技も相まって、淫靡蕩シリーズ屈指の可愛さを誇ります(次点はディアちゃん)彼女に罵られたい紳士は是非プレイを。

シリーズ3作目ということで、前々作、前作に続いて購入させていただきました。

今回はシリーズ前二編の研究施設や閉鎖的だった空間とは打って変わり、外の世界、ヒューマノイドという概念が一般化した世の中で展開が繰り広げられています。
人間であることを捨て永遠の命を得るか、ヒューマノイドであることは生きていると呼べるのか。こういった設定のある作品ではよく定義される問題ですが、登場人物の意志や行動目的がはっきりとしていて、刺激がありましたので、既視感を感じることなく楽しんでプレイできました。

お勧めする理由や場面は山程あるのですが、私が今回の作品をプレイしていた中で一番印象強かったのが、主人公の意志の強さ、一途さです。
一見すると無感情とまではいかないにしろ、感情の起伏も少なく、機械のように仕事をこなす冷血漢に感じますが、終盤とある行動を起こし、その印象も一転します。
起こした行動、またその目的もストーリーの根幹部分に触れる為、詳しく書くことができないのですが、ただそれだけの為に自分を殺し、ただただ想いつづけていた在り方に惚れました。
その目的を失ってしまったためにたどり着くbadルートもありますが、それはそれで一見の価値があります。

シリーズものではありますが、上のような理由もあり今回の作品だけでも楽しめる構成になっていますので、少年漫画的な展開、特に騎士がお姫様を守るという内容に惹かれる方におすすめします。(もちろん前作をプレイした方はにやりとする場面が多々ありますので楽しみにしていてください)

燃料切れで一時的に人形状態になってしまったら雛さんにアレコレする本です。主に胸。

前半は意識のない雛さんの胸やら色々使って好き勝手してしまいますが、女の子が好き勝手されて意識が戻った後に青ざめたり泣いてしまうような描写はありませんので(むしろ最終的にほのぼのする展開になるので)そういった描写が苦手だという方にも安心しておすすめできます。

とにかくこの一冊でおっぱいでされるのが大好きだという方は満足できる内容になっていますので、サンプルや作者さんのpixivページ等で興味を持った方は購入されることをお勧めします。
雛さん可愛くて天使か。

前作前々作の雰囲気がとても気に入ったので今作も期待して購入させていただきました。

今作もパズルゲームのように、ステージ中のギミックを壊したり、動かしたりしながらゴールを目指すつくりになっています。
脱出actゲームと銘打ってはいますが、操作やギミックもごくシンプルなもので、何かに追われたり制限時間があるようなステージはほとんどありませんので、actゲームが苦手という方でも、最後まで楽しんでプレイできるかと思います。

他の方もレビューで書かれているように、今作の主人公は敵に捕まったり、トラップでHPがなくなってしまったときに「分解」されてからアレコレ(達磨状態で侵されたり、首だけの状態でくわえさせられたり)されてしまいますので、そういった表現が苦手という方は、一度体験版を遊んでみてからの購入を強く勧めます。
ただ分解された状態でも、主人公に痛みがあるような表現はありませんし、リョナ的な表現はありませんので安心してください。
ちなみに自分は大好きなのですが、敵の形状がかなり猟奇的で怪物的です。

私のように、以前のこのサークルさんの作品が気に入った、という方は恐らく今作も楽しくプレイできると思いますので、是非遊んでみて下さい。

「淫靡蕩少女」の2作目です。

今作は前作と違って何日かの時間制限の中脱出を試みるストーリーとなっており、前作のシナリオ上で用意された謎を解いていくのとは違い、脱出するために必要な準備を進めていく中、施設内に違和感を感じ、その正体も解き明かしていく、というシナリオになっています。

地下施設の中に実質的に閉じ込められた状態でストーリーが展開されていくので、最初は閉塞感がありましたが、ちょこんとしていて、色々な動作が可愛い少女ディアと、普段は高圧的だけど時折主人公を励ましてくれるツンデレなローゼルの二人との会話ややり取りが非常に温かく、プレイしていて癒されることも多くありました。

Hシーンも攻める側が変わることはありますが、基本的に純愛で、ヒロイン達が主人公のことを好いていること、また主人公も同じようにヒロイン達を大切に思っていることが伝わってきます。
とあるルートでのディアとのHシーンは、思わず涙腺を刺激されてしまいました。

前作の時でも感じましたが、驚かされる事実や背景が明かされても、それ以前のシナリオ上で伏線や違和感を感じさせるような言い回しがあるので「これはちょっと......」と感じさせずに「ああなるほど、あの時の○○はこのことを示唆させてたのか」と素直に感心させられるのがとても良いです。

最後に、このゲームをプレイした方なら必ず苦悩する選択肢がシナリオ終盤でいくつか出てきます。
詳しく書くことはできませんが、いずれの選択をしても考えさせられる結末を迎えますので、是非実際にプレイしてみてその目で確かめてください。

前作の登場人物の名前や、関わりがある出来事が時折出てきて「お、ここがそうつながってるのか」と思うことがありましたので、今作が気に入った方は前作のプレイも強くお勧めします。

「淫靡蕩少女」シリーズの第一作目

孤島の屋敷、連続密室殺人事件、記憶喪失、と血なまぐさいワードが並んでいますが、実際は献身的で笑顔の眩しい天然系メイドさんとの明るく微笑ましい日常パートと、主人公がそのメイドを傍らに「謎」の解決を目指すミステリーパートを交互に繰り返す、謎というゲームをクリアしていくようなシナリオとなっています。

ミステリーパートなのですが、図を用いた演出、他の人物による助言等もあり、基本的には主人公がどんどん解き進めて行きますので「あくまでミステリーはスパイス程度の人」でも楽しめる仕様になっています。また謎を解くたびに、館に関する大元の謎も明かされ、徐々に物語の背景が見えてくるような構成でしたので、設定や背景に魅力を感じる自分としては、かなり楽しくシナリオを読み進めていくことができました。
ただミステリーとしての難易度は難しいという程のものではありませんので「じっくりと読み進めていく方」は期待を損なってしまうかもしれません。

このゲームには2人のヒロインが登場しますが、基本的にはいより(メイド)がメインとなっているようです。肉感的で可愛らしい女性といった感じで、特に胸の描写が重さ、柔らかさを感じさせるようでそそられます。日常ミステリーパート共に主人公のことを本当に慕っていると伝わってくるような描写が愛らしく、思わず頬が緩みます。
対して館の主であるふようは、いよりに比べると幼い外見ですが、言動や雰囲気は大人びていて、フレンドリーではありますがなるほどな、と思わせる発言が多く、主人公の成長を見守っている女性といった印象を受けます。

終盤驚かされる事実も数多く判明し、実に魅力的な背景も明かされますが、それはここでは詳しく書くことができませんので、実際に本編で確かめてみて下さい。

一見ACTゲームのようですが、どちらかというとパズルゲームに近いゲームです。
敵に当たるとゲームオーバー、特に残機などはなく、何回でもそのステージをやりなおせる仕様になっているので、クリアするまで何度も挑戦ができます。最初は思っていたより難しい難易度だと思っていたのですが、不思議と投げ出す気持ちにもなれずに、そのままクリアまでぶっ通しでプレイしてしまう、そんな魅力があるゲームだと思います。

何より主人公が可愛い。この少女を動かしていくうちに、ジャンプの挙動、歩き、ミスをしてしまって敵に犯されているときの少し恥らった表情など、とにかく見ているこちらが悶えてしまいそうになります。　タイトルからして牢獄とあるように、ゲーム内容は閉鎖的な空間で展開されますが、それがより少女を儚く、魅力的に映させているのでしょうか。目隠しというものも今まであまり良いと思ったことはありませんでしたが、このゲームに関しては、少女をより映えさせていると思います。

正直なところ、1時間もプレイしないうちにクリアしてしまう人が大半かもしれないボリュームなのですが、お値段もお手頃ですので、体験版で少しでも「可愛いなぁ」だとか「もっとプレイして見たい」と感じたようでしたら、ぜひ購入してみることを勧めます。　作者様のHP等が特にないようですが、アップデート、もしくは次回策等が気になって仕方がありません。

体験版を何度かプレイして購入を決めたのですが、予想していたよりも楽しめるゲームでした。
イメージとしては某K●r●v●d●sのような感じでしょうか。
進めて技や体力を増やしながら、ステージの変わり目でボスと対決といったものです。
　
まずは良かった点から
序盤でダッシュ操作、中盤でハイジャンプを覚えると、かなりの速さでステージ内を動き回ることができるので、爽快感を求めている人にはお勧めです。
雑魚敵に関しても、大抵は弱攻撃1,2発、それ以上の硬さでも、チャージ攻撃一発で倒れてくれるので、あまりストレスにはなりません。

ですがステージギミックがACTが得意、またはやり直すのがあまり苦ではない方でないと、多少難しいかもしれません。
また先ほど雑魚敵に関してはストレスはない、と書きましたが、ボスは体力がかなり高いので、単純作業の繰り返しになってきてしまうのが欠点だという風に感じました。
　
特に終盤HPが高くなり、硬くなるアイテム等も手に入れると、ちょっとやそっとではヤられなくなるので、余計に敵の固さを実感してしまいます。　初期体力プレイなどをしていると、この体力の高さも緊張感があって楽しくはあったのですが......

18禁要素に関して
このゲームの(主にgameover)CGですが、最初は白黒で表示されるようになっています。隠し部屋などにある、CG開放のpassを見つけると、フルカラーのものが見れるようになる、といった形です。
CGの内容については、サムネを見てもらうのが一番早いですが...なんとも気持ちよさそうなものが多くて...
ドット絵も、多少荒い部分はありますが、かなりの数がありますので、飽きもなく活用することができました。
　
描画の多さによる処理落ちや、蟲姦等も耐性がない方には少々辛いと思いますので、一度体験版のプレイをすることを強くおすすめします。

チルノとれいむシリーズのいわゆる閑話的な作品です。(と私は解釈しています)

シリーズのほかの作品よりページ数が少なく、また値段も安いのですが、このシリーズの主要人物の相関図や、雰囲気、作者さんの絵柄を把握するには十分だと思います。

絵は好きなんだけど、話が把握できてないから迷ってる、という人は、お試し、という感じでDLしてみてはいかかでしょうか?

ちなみにこの作品だけ(?)シリーズ内で唯一委託されてないみたいですね。
どうしても紙媒体がいい!という人もいるとは思いますが、2.05だけはDLしてみてはどうでしょうか?(イベントまで待つという手もありますが、それも楽しみが増えてまた一興)

同人誌で持っているものですが、この方の絵はなんといっても、個性的な可愛らしさ、この一言に尽きると思います。　　
うまく表現できませんが、特に髪、でしょうか、しっかりしつつも多彩な動きを見せ、全体的にやさしい、柔らかいイメージがあります。
　
キャラクターの表情も多彩で喜怒哀楽がわかりやすく出ています。

ネタばれを嫌う方もいると思いますので、ストーリーのほうを簡単に紹介しますと、霊夢とチルノの姉妹愛のようなものが次第に恋に発展して行く、といったかんじでしょうか。
百合要素がわりと多いので苦手な方は気をつけてもらったほうがいいと思います。一巻ではキスシーンもありますので。

ただ仲がいいというわけでなく、劣等感や、不安感なども描写されていて、読ませていただいてるほうとしては、面白く読ませていただきました。

同人誌のほうはもう少し巻数がだされているのですが、こちらのほうは起承転結の結に近いようで、戦闘シーンなども描かれ、わくわくする話になっています。

初めてのレビューなので、この作品の魅力がうまく伝えきれず、ただ長くなってしまいましたが、ぜひこの方のpixivなどで試し読みだけでもしていただければ幸いです。