月の下さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 97位 | (役に立った数:87件) |
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投稿数ランキング | 347位 | (総レビュー数:31件) |
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マッサージと耳かきといった従来のメニューに加えて、ASMR作品でも比較的珍しいメニュー「産毛剃り」がある音声作品。電動のシェーバーではなく、カミソリを使って行うので駆動音0の「しょりしょりしょり…」といった剃毛の音をしっかり楽しめるのが特徴です。
今作のお相手、子子さんは落ち着いた人ながらもちょっとおしゃべり好きな可愛らしい人。終始か細い調子で語りかけてくれるので割と眠気が湧いてきます。その語りかけの内容も情景が思い浮かんでくるような内容なので、こう…聞いていて心地が良いです。
そういう部分ではただ単にシンプルな耳かき音声ではなく、この作品だからある個性が垣間見えました。定番に少し特徴づいた作品がお好みなら是非どうぞ。
レビュアーが選んだジャンル
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異世界召喚ファンタジー耳かき音声。
割とありそうでなかった題材ではないでしょうか。
単純な耳かきではなく、スライムなどを使った癒やしというのが特徴的。
似たような音はあれど、そんな音を「ファンタジー題材として扱う」という点での「作品への没入感」を違った方向から掘り抜いたワクワク感がありました。
だからこそ、耳かき音声に代表される「日常的な癒やし」の音声作品とは違う「非日常的な癒やし」が得れた気がしています。
そう強く思える理由が過去のレビューでも言及されている「我々が日常的な癒やしと連想する耳かきを彼女が知らない」ということからでしょう。
それに加えて。自分たちの世界とは違う点の説明をフィリアとの会話に組み込んでいることによって、自然と異世界に召喚されている自覚が芽生えてきました。
そういう点を鑑みれば、素晴らしいシナリオ構成をしている作品と言えます。
そして何よりフィリアというキャラが非常に可愛らしい。
好奇心旺盛で研究熱心、でも年相応な女の子にしてちょっとおぼこーい感じ…
また、バイノーラル録音を最大限利用して、説明しながら前後左右にぴょこぴょこ動いてる様子や、近づいて耳打ちしている様子やコロコロ変わってそうな表情が連想できます。
…多分フィリアの身長はちっこいだろうな!背伸びして耳打ちしてるだろうな!!めっちゃ可愛いと思う!!!
欲を言えば、またフィリアの新たな実験に付き合いたいものです。つまり続編希望。
ファンタジー題材を利用した特異な耳への癒やしはまだまだ少ないものなので、斬新さも求められるでしょうが…耳かき音声の新たな可能性が見えてくるような気がします。
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2018年04月10日
雨の日に彼女さんとのんべんだらりとおしゃべりしながら耳かき、添い寝をするある日を描いた本作。
何はともあれ、作品内のまったりとした雰囲気が非常に心地よいです。
その癒やしの最大要因がhana10さん演じる彼女さんの声でしょう。
いい意味で脱力した気怠さのあるボイスは聞いてるこっちもいい感じに脱力してきます。
そこに取り留めのない日常会話が展開されることで、まったりした雰囲気がバッチリ構成されています。
これがまた本当に彼女さんがいて本当に話しかけられてると錯覚するほどです。
要するにボイスとシナリオがベストマッチということ。
また、環境音と効果音も癒やしの相乗効果を生み出しております。
しとしとと絶え間なく聞こえる雨音は騒がしくない程度なので添い寝パートで真価を発揮。
耳かき音も個人的にいい塩梅の音のバランスでした。
色んな要素が絶妙に絡み合って見事な癒やしが生まれてる良作。
聞いてると肩の力が抜けてくる辺り、効力は絶大です。
またご存知の通り、スペ船さんのyoutubeチャンネルで音声作品が多数発表されております。
自分は今作からサークル様を知り始めた者ですが、無料作品も粒揃いです。
これからの作品が非常に楽しみです。
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耳かきに始まり、洗浄や産毛剃りなどのASMRを重視した耳撫屋シリーズ最初の作品。
この時点で耳撫屋の方針「基本は丁寧かつシンプル」が完成されてると言っても過言ではない。
重視されているというだけあって各サービスの音質は今でも色あせていません。
どう洗われているか、どう触られているか、どう掛かれているかといったことが音だけで把握できるとはそういうこと。
そうしたサービスにかの仔さんの声もマッチングして癒やしの相乗効果があります。
お店ということなのであまり喋りすぎず、これからすることをぽつぽつとしゃべる感じ。
その分、吐息と衣擦れの音が断続的に聞こえてきます。
そうした絶え間ない息遣い、膝枕をすると聞こえる衣擦れの音があるからこそ、臨場感が膨らんできます。
そして追加メニューの耳なめ。
昨今のASMRものでは定番のものですが、そんな今のものと比べても遜色ないクオリティ。
これでシンプルってどういうことなの…
耳かき音声もの定番のパターンを煮詰めに煮詰めて出来上がったともいえる不朽の名作。
音フェチ系初心者も上級者も、一度は聞いといで。
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耳かき音声を思い浮かべると、多くの人は和風な雰囲気を思い浮かべるかもしれません。
だが今回は一変して西洋モチーフ。そういう点でも珍しいのかも。(軽く調べても耳かき作品で西洋的な雰囲気のは少なめでした)
10歳、というだけあってマリアは純真無垢です。いやらしは一切合切ございません。
礼儀正しい聖女でありますが年相応な面もあり、普通の女の子なところも見られます。
しかし10歳…10歳の聖女かぁ…純粋存在という点では紛れもなく聖女ですねうん。
もう一人のヒロインのミカエルはマリアとは違ってちょっと俗っぽい感じな子。
猫ですが、デレ後な感じであってほほずっとじゃれてきてくれます。
同じ柚萌さんの声ではありますが、キャラが対比の存在であるため、雰囲気の違いがしっかり表れていていいですね。
幼き聖女と猫少女にほっこりさせてもらえる、という点では割と新境地な気がしでもない本作。
プラシーボなのは否めなくとも、モチーフが違うと作品内の雰囲気が変わるもんですなと唸りました。
乙女屋敷や林檎神社とも違う空気がございますので、シリーズを追っている方はぜひ。
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寒いので
一緒におふとん
だんだらり
句の通りです。幼馴染の由紀ちゃんが寒いので布団の中に招待してくれたので一緒にだらだらごろごろします。
手を擦り合わせたり、添い寝しながら綿棒で耳かきされたり、そのまま寝ちゃいます。
本作は横になりながらのんびり聞くのに最適な一作とも言えるでしょう。
結崎有理さんの脱力ボイスの呟きと吐息が徐々に眠気を誘ってきます。
耳かき音、息の吹きかけ、衣擦れやベッドの軋みなどの効果音も非常にリアルで耳の肥えたユーザーにも安心。
安眠音声として申し分のない出来ですが、個人的に今作で特に良いと感じたのが、由紀ちゃんとの距離感です。
まず布団の中に誘うという割りと大胆なことをやってくれるのですが、ふと冷静になった途端に恥ずかしがったりするわでまぁ可愛らしいこと。
こういったナンとも言い難い付かず離れずの距離感に魅力を感じる方なら、買って損はない作品だといえるでしょう。
Vol.1とありますが、果たして続編はまた由紀ちゃんなのか…その辺りも今後が楽しみな作品でした。
ひげばこさんの寝具擬人化シリーズそのさん。これまでシーズンになると必ず使ってきたたおるけっとさんが今回の癒やし手。
まくらさんが妹っぽいなら、たおるけっとさんは親戚の同年代な女の子みたいな雰囲気。夏の間にしか会えないってところも含めて。
いやもうとにかくまくらさんとは別ベクトルでたおるけっとさんがちょうかわいい。あるじさん好き好きオーラが隠れてないのがホントにかわいい。
まくらさんが甘え上手であったのに対して、たおるけっとさんは甘えさせ上手。でも所々で甘えてくるギャップがヤバい。
すいませんこの愛用のタオルケットに頭を包まればいいですか。
まくらさんと同じ夏癒さんの声なのに雰囲気が全然違ってホントすごいです。脳が…蕩ける…
一緒にシロップを飲んだ後、床に着く直前に耳かきと軽くストレッチ。これだけでも9割で寝落ちする結末が見えますが…本番は寝言とふと目が覚めた後。
この時の寝言と添い寝トークが最高に可愛い。私は悶え死にかけました。
その後、幸せに寝れること間違い無し。
この親友以上恋人以下(未満ではない)的な距離感がなんとももどかしい…
何故か、誰かが一緒にいてくれるってこんなに満ち足りることなのかな…と改めて考えてしまったけど、多分私は正常です。
まくらさんと違い、たおるけっとさんは夏の期間しか一緒に居られない存在だからこそ、そういったものが強まっているように思えるのかもしれません。
夏に聞くのが最適ですが、どんな季節でもたおるけっとさんに会いに行くのがいいと思います。
その際は、愛用のタオルケットを引っ張り出して聞きましょう。満足感がダンチです。
クオリティはそのまま且つ向上、それでもってなんだか違う雰囲気。
だからこそ新鮮な体験がそこにあった。
「鈴の音シリーズ」が耳かきを重視した作品であるなら、こちらは様々な音フェチを重視している傾向でしょうか。
前のレビューでも書かれている通り、作品の流れとしては、過去作である「お家でゆっくり~シリーズ」に近いものがあり、その直系の作品とも言えるでしょう。
また、様々な音源な用意されているため、「音フェチ研究室」の遺伝子も組み込まれているともとれますね。
だからこそ、レビュータイトル通りに「詰め合わせセット」という印象を受けました。
年末にこれはありがたい…
やはり真夜さんのキャラクター性が今作の雰囲気の違いを醸し出していると思います。
とみみさんの作風というと、まったりのんびしりした雰囲気を抱いていたのですが、今回は打って変わってミステリアス。
とはいっても不穏な空気は一切なく、怪しくも温かい癒しといったところでしょうか。
とみみ流ミステリアスってだけでもこれまで聞いてたファンにとっては中々新鮮な体験がありました。
だからこそ、これまで追っていた人に聞いてもらいたい一作。
作りこそ過去作の踏襲があるとはいえ、雰囲気だけでもかなり違ってきます。
単発っぽい感じですが、また来れるなら新しい体験を期待してしまいますね。
まず始めに。本作は百合ものです。即ち、相手も聞き手(自分)も女性という前提があります。
とはいっても、意識しすぎなければあまり問題にはなりませんので、男性でも滞りなく聞けるのでご安心下さい。
でも一応「自分は美少女だ!」って暗示は軽く掛けといたほうが楽しめる…かも。
今作は死神ユリちゃんの毒針耳かきの続編です。続編と言っても、聞き手は前回と変わって別人なので前作を聞いていなくても大丈夫です。
さて、本編ですが…まず「こっち(聞き手)が耳かきをします」。
そうです、こっちが「する側」なのです。といっても、耳かき音自体は自分の耳に聞こえるのですが…
そこはまぁ三途の川の不思議現象ということで、細かいことは考えずに。
耳かき中にぽつぽつとユリちゃんが喋りますがトラックごとに接し方が違います。
やはりこのか細い声があるからこそ、この作品の魅力が際立つと思います。
加えて、前作からのアンビエントBGMと時折聞こえる木船の軋む音や川の音が雰囲気を形作っていることで没入感がものすごい。
生殺与奪の権を握り握られ、綿を巻いた毒針を耳の穴の中で揺さぶりながら語りかけられている…
そういう点から、耳かき音声というよりはボイスドラマに近い印象を受けました。
何よりも、後半でユリちゃんから語られる内容が結構心に来ます。詳しくは実際の視聴で。
もーホントに色々と尖りに尖ってます。作中の毒針もこれくらい尖っているのだろうか。
状況が不穏なのに何故か安らぐ、物騒なことをしたりされたり言われたりしてるのに穏やかになる。
従来の耳かき音声の枠に当て嵌まらない稀有な作品ではないでしょうか。そういう意味では他の音声とは違った癒しが得れるのは間違い無し。
あと何故か不思議なくらい寝落ち率が高いです。大体ユリちゃんの声が眠気を誘ってる原因だと思います。