お前のDL作品を数えろ！さんのレビュー一覧

CV: 日高のり子という強烈なバリューに惑わされそうになりますが、、非常に真っ当かつ王道な癒し音声作品でした。
本シリーズの集大成であり、猫たちの元締めとも言うべき(?)猫神様というキャラクターのため、どこか少し尊大なセリフもあったかなとは思うのですが、全体としては非常に包容力があり、甘やかしてくれる年上の存在です。

猫神様ということで神通力も高いのか、安眠のためとして色々な環境音を聞かせてくれます(雨音聞かせてくれた猫もいましたが、、)。長々と続かず切り替わるので、メリハリがあっていいと思います。

キービジュアルを見る限りでは、ロリババアとかバブみ感がありますが。。

随所で意味深な言葉を話しつつ、膝枕耳かきや頭皮マッサージ、手ずからお茶を淹れてくれてともてなしてくれます。その柔らかな雰囲気は、店主と客というよりは、母と子のような暖かみがあります。

お茶のシーンでの、語尾にハートマークがつきそうなほどの精いっぱいの萌え媚び声はもう、必聴極まりないです。。

強いて唯一の難点は、耳かき音が小さめなことでしょうか。

陽気で人懐っこくて独特なしゃべり方でと、キャラがステレオタイプなギャルですが、作劇の都合もあるとは思いますが妙に面倒見(?)がよく癒しに真摯でさり気に優しいと、ギャップがあるところまで今時のギャル。癒しトラックでは要所要所、ギャルっぽいですが、耳かきやマッサージはかなり本気です。特にトラック6の耳かきは効果音のバリエーションもあり、文字通りの本気耳かきです。

最後に膝枕で甘やかしトラックは反則…癒し部のギャルは甘えたくなるキャラでした。。

本作では癒しがASMR音声を作るということで、若干メタに踏み込んでいますが、、耳かきやマッサージ、変わったところではタッピング(タイピングと読み間違えてしまった…)もあるというところでは普通の癒し音声作品ですが、実際にASMR作品を作ろうとしている作業という点が、既存作品との大きな違いです。

とはいえ仲睦まじく耳かきや耳ふーをしている様子はカップルのそれにしか見えないわけで。。

必死に作った音声作品がダウンロード数が伸び悩み落ち込んだ中、コメントに救われるというシーンを聞くだに、レビュー大事と思ってしまいました。。

そして最後は無口(根暗にあらず)なオタク少女が添い寝をするまでに…何より、心音が聞こえるということは、末永く爆発しろと。。

CV.茅野愛衣に惹かれました。。それは嘘ではありません。。氏の特徴はやっぱり年上お姉さん(もはや母親すら演る)ボイスだと思うのですが、本作でも甘やかし系です。ただし同時にすごいだらけきってもいますので、伝わりにくくはありますが。。

でもマッサージで聴き手が気持ちよくなってくると、母性本能が刺激されたようで、甘やかしが強くなってきます。手袋での耳マッサージは意外な手法でいて、非常にいい音でした。手袋越しとは言え直接耳をマッサージされているという感覚もまたよしです。

合間のトラックでの生前(?)の語りもまた面白かったです。きっと猫としてのアピールだったと思うと微笑ましい。。

CV.津田美波に惹かれました。。それは嘘ではありません。。海外キャラ風の語尾が「デス」「マス」なところが特徴で可愛さです。いかにもおっとりのんびり風でお嬢様な感じです。好みです。。そして日本語の間違った覚え方がまた面白いです。「チョロい」の意味はそうじゃない。。。忘れたころに何度かチョロいと言われるので、癒しが笑いに変わります。。

今回の癒しはマッサージが目玉に感じました。特にハンドマッサージ。マッサージ、と思わせて恋人つなぎにもっていく様が可愛いのなんのです。最後は両手で恋人つなぎ。その時の「しゃーわせ」がツボでした。

猫になってからは…というセリフを考えるに、このペルシャ猫はもともとは猫ではなかった…? 本作は設定が深いシリーズですが、それを差し引いてもストーリー性も感じられる作品でした。

紹介文でツンデレと言われ、キービジュアルも不機嫌そうな表情をしているのですが、実際はなかなかどうして、普通に可愛いです。ツンぽい言動もありますが、そんなに多くないです。どっか行けとか言われますが、からかわれているのに対しての言葉で、むしろ可愛らしい。。

そして癒しに対しては非常にまじめです。聴き手である先輩を癒そうとして耳かきも真摯にしていますし。髭剃りはやったことがないから先輩を実験台に、と笑っていましたが、かなり真剣にやってました。

最後に膝枕で仮眠を許すあたり、もう完全にデレでした。ここはバブみすらあったと思います。。

余裕たっぷりのように見せかけて、実は全く異性に耐性がないというギャップがまず魅力です。この手の音声作品で、膝枕をすることを渋るキャラクターは、そうそういないと思う。。

この競技(?)にも積極的ではなさそうなのですが、癒しは割りと本気。段々膝枕に慣れてくると、積極的な発言も増えてきます。本質的なところは初心初心なわけですが。そこがまた可愛いです。

最後は添い寝とぽんぽんで、包容力のある一面も見せてくれました。寝落ちしないように頑張りながら、最終的には寝落ちすると、最後まで可愛さを見せてくれましたが。。

雰囲気、口調からして優しく、なんというか、正統派という感じのキャラクターです。委員長ですが、真面目一辺倒ではなく柔らかさがあるような。
癒しについては合理性重視、というか、膝枕を恥ずかしがっても、脚を骨と肉と皮の集合体とまで言い張るという、、、相手をリラックスさせようとするよりは、たぶん本気発言。。

しかし柔らかい雰囲気と相手を癒そうとする気持ちは本物で、癒すたびに段々と距離感が近づいてきて、より柔らかく癒そうという感じで、聴いてるこちらのリラックス感も増してきました。筆と刷毛の力説可愛い。。

極めつけはやはり心音でしょうか。心音が聞こえるということは、つまり。。。

キービジュアルではいたずらっ子のような雰囲気のキャラクターでしたが、聴いてみるといい意味で完全に裏切られました。小さいけど先輩、元部長というだけあって、優しさと包容力も感じられるような子でした。一言でいうとバブみすら感じます。。声は可愛らしく若干ロリ声よりな感じもしますが、この精神年齢の高さは何なのか。

ちょいちょい小さいことをからかわれつつ、それを怒りながらも受けながして、優しく耳かきをしてくれるという本作は、かなり癒されます。実家の和菓子屋を継ぐこととか、五人兄妹の一番上という、バックボーンが、子供っぽいのに大人びてているというキャラクター性に上手く作用していると感じました。

三作目では、今までと違って少しサバサバした感じのキャラクターでした。砕けた感じで話しかけてきて、親しみやすい感じです。
そして癒しは炭酸音。やっぱりこれはいいですね。癒し効果と一緒にどこかぞくぞくする感じが堪らんです。。左右で炭酸の水音を何度も聴かせて焦らしに焦らし、そして炭酸音を耳に入れてと。もっと長く味わいたかった。。

また今までと違うキャラクター性は、どこか年上ぽい感じということ。今までも、どこか旧知を思わせる感じはありましたが、クロ猫はもう一歩進んだ感じがありました。まるで姉のように優しく甘やかすようで、最後の寝かしつけは全肯定セリフであやしてくれます。そしてそれだけではなく、セリフの端々に切なさを思わせるアクセントにも惹かれました。