新着レビュー

タイトルに負けヒロインとある通り、今作のヒロインである岬は、最初の告白は主人公に断られた上で、恋人のフリという仮初の関係からスタートするという中々変わった設定の作品です。
恋人のフリの関係性が始まってから、岬はかなり頑張ってアタックを仕掛けてきます。

この岬を演じるのは長谷川育美さん。各種アニメやゲーム、そして音声作品にも多く出演されていることもあり、非常に演技の部分でも強みを感じました。

最初の告白を断る所での、気丈に振る舞う所から涙声に移り変わっていく所などは、非常に感情の遷移というのを感じることができる演技で、最初から引き込まれました。

岬は基本的には明るいキャラではあるのですが、主人公への気持ちが本物であるが故に、主人公から好きな人の話題が出たりとか、それを聞いて自分がタイプではない所が分かったりとかする時にトーンが露骨に下がるというか、自分じゃないなっていう気持ちが声に出ている所とかが、負けヒロインとしての強みを感じます。

かなり頑張ってアタックしてくれていることは伝わってきて、お姉さん振りたかったり、お酒に酔ってちょっとほにゃほにゃになったり、色々なヒロインの表情・感情が色々と出ていて、喜怒哀楽非常に楽しめる作品になっていていい感じです。

自分が告白を受け入れるか断るかを選ぶというのは中々面白くもあり、決断の重さを感じますね。音声作品でありながらノベルゲームのような選択肢を選ぶというのは、複数パターンを楽しめるところ含めて面白かったなと思いました。

岬は喜怒哀楽が色々と混じり合う部分もあり、そういう複雑な感情を抱えながらも、主人公に健気にアタックをしてくれるのが愛おしく感じます。シナリオとしても、比較的自然な流れで推移していて、聞いていて違和感がない良いお話・キャラクターとなっているのでおすすめです。

岬の可愛さ、健気さ、色々な顔を見せてくれる所をぜひ聴いて頂きたいです。

今作はイイロさんに珍しい三重奏で新鮮でかなり満足度が高い作品でした。聴いていると、不思議とドキドキワクワクするような感覚になります。ですが、二度目聴いた時は悲しくなるような音に聴こえました。聴く時の気分や聴き方次第で印象が180°変わると思います。
一曲で何通りもの世界観を味わいたい方にオススメです。

不規則な曲調でお馴染みのイイロさんの音楽作品です。
本作は不規則なテンポと初音ミクの歌声が混ざり合い、とても不思議な世界観を創っています。
ロックみたいな感じがしました。なのでバチバチとした音にテンションが上がりました。
自分が聴いたイイロさんの曲はほとんどが暗い雰囲気の曲でしたが、今回は明るい元気が出る曲でした。

アズレンはだいぶ前に引退してしまってキャラは知らないのですが、サンプルに一目惚れして購入しました。

全体的にほっと一息つけるような、肩の力を抜いて聞ける良い作品でした。
セリフの節々からほっこりするようなキャラの一面を伺わせるシナリオづくりも良かったです。

他のサンプルも聞いて思ったことですが、アズレンのASMRは近い音がちゃんと近いのがいいですね。

ロゴにあしらわれたガラスペンの多彩な役割に感心しました。まず、ガラス製のペンは異世界の書斎に似つかわしく、室内の雰囲気、差し込む光の明るさを鮮やかに演出しています(イラストを見てください。そうそう、こうやってアルデラの横顔を、踊る筆を眺めていたんだと思える、すばらしいイメージです)。すき透るペンはアルデラの透徹を象徴して、魔術式を綴る筆記具としてお話にも深く絡み、帰還の術式が完成した際は再会を約束する大切な贈り物にもなります。音の快感だけでなく、舞台、ストーリー、キャラクタといった複数の要素をひとつのアイテムに託す洗練に唸らされます。

定番の耳かきも、お互いの世界について教え合ううちに耳かきを知ったアルデラが日頃の手伝いへのお礼にしてくれる、というのがいいですね。「してもらうのが気持ちいいんでしょ」と彼女は言いますが、「誰かに淹れてもらうとお茶がおいしくなるね」とも語っています。異世界の相手を知りたい気持ちがきっかけとなった、受けたやさしさに応えるあたたかな交感が、ごく自然に描かれます。

一緒に重ねた時間をさりげなく示す手つきもこなれたもので、以前交わした会話、旅の思い出が端々に忍ばされ、再生時間以上の広がりを感じられます。ふたりで過ごした時間を「茶葉の減り」という具体的な描写に落とし込んでいるのもぐっときました。別れ際には、アルデラが打ち明けるような名残り惜しさが、一緒にいたい切なさが、しっかり胸に芽生えています。

自作だという効果音は謙遜にはあたらない出来栄えで、筆記音と耳かきはもちろん、足音や紙をめくる音にも動きに即した「表情」が丁寧につけられています。来夢ふらんさんの穏やかな声も、のんびり屋で豊かな知性を秘めたアルデラにぴったりでした。

丹念に磨かれた琥珀のような完成度の高い作品です。作者のアルカリコさんの手がける新作が、がらくた図書館の書架に並ぶ日を心待ちにしております。

前作の続編になりますが、前作を知らなくても楽しめる作品です。しかし、前作を聴いていれば、より良くこの作品の世界観に没入出来ます。
具体的には、彼女である慧音ちゃんと(聴いて)過ごした経験から、距離感が更に近く感じられた事です。
イラストもとても可愛いくて、この慧音ちゃんに声がバッチリハマっている前田佳織里さんの表現力と、脚本・シナリオ・演出と全てが120点です!
聴きながら何度も心の中で悶えて、慧音ちゃんを抱きしめ、なんなら『結婚しよう!』と思えたくらいの内容でした(//∇//)
前田さんのファンに限らず、少しでも興味がある方や、サンプルを聴いてちょっとでも先の内容が気になった方は、損は無いので是非購入することをお勧めします!
甘々なセリフとシチュエーション、癒しがそこにあります!

申し訳ないが、あえて…あえて言わせてもらおう…。

能登麻美子さんのASMRは反則でしょう…。

声そのものに癒しの力をお持ちの御方ですよ…。
ASMR沼にどっぷり浸かって、かつ能登麻美子さんの声を聞いたことがあるならば簡単には思い付くが、それでも「無理かなぁ…」と思ってしまうこの組み合わせを…やって…いや、よくぞやってくれやがりましたねぇアズレン公式…。

信濃というキャラもまたASMRに適任でして、ざっくり言うと夢に関する特殊能力を持っている影響か常に眠く、それはもう聞いてる方も眠くなるくらいに眠たそうに話すのですねぇ。

とにかくやばいです(語彙力消失)

なんだこのお姉さんは、息を吸う度に嘘をつきまくりますね、たまにこれは本当に嘘なのかなって言うものもあって、頭に?を浮かべる程でした!

なんだかこれをASMRでやる必要あったのかなぁって感じですねw

本当に面白いのでオススメです!!
お値段もなかなかお手ごろな所なのでご購入を考えている方は是非とも購入していただきたいですね!

楽曲はAppleMusicで何度も聞かせていただき、ゲームで使うタイミングが定まったため購入を決めました。

幻想的なイントロから、何度聞いても聴き飽きないようなフィールド曲を頭の中でイメージが湧きたてられ、丸でオープンワールドの世界に降り立ったかのような素敵な一日を過ごせました。

利用規約がわかりやすく、音源を扱ってシーン用に加工したりする映像担当者にもおすすめできます。
社内で美しいメロディを聞きたい、癒やされたい方にもおすすめです。

今までと違うのはすぐ感じました

各チャプターのはじめにサブタイトルが読み上げられて、印象的な音が流れてくる
雨の音、氷の音
音の広がり、沈んでいく感覚はすぐに「イルミラージュソーダ」を感じました
これまでの百合体験と違い音声作品自身がわたしの方を向いてくれてるような
あくまで作品ということを隠さずに

序盤のチャプターでは主人公(私)がえらいいたずらっ子で「してる～」ボイス連打のところは思わず爆笑しました
(すき)
その朱花ちゃんが送ってくれた録音というのも、この作品、ひいてはこれまでのSukeraSono音声なのかなと思ったり
作中での「制服を着る」ということも、音声作品を聞いて違う人生になりきること
今までの百合体験シリーズを聞いてきたのも
まさに作品を着てきたのかなって
(着させてもらってきた)
SukeraSonoという制服を

概念的な話ばかりでお堅いので
朱花ちゃんかわいい稗田寧々さんのゆるーくも時に無邪気で時にぐいぐいくる感じめちゃ最高でした。特に第六話less than emotion のほらほらほらのところめちゃすきそのあとも実家紹介まで行ってて、もう、最高です。
すき

いくつになっても「好き」に恋していいんだぞって、言ってくれる。
新しいわたしと、恋と、まだ出会えるって
そんなわたしを肯定してくれるような
BabyBlueという作品自体にわたしは溺れて、多分恋してしまったみたいです

これまでのSukeraSono音声作品を、全て聞いてきた上で、総決算って感じました。
(だからちょっと寂しい感じもあって、まだ続くよね?これからも)

今までレビュー書いたことなかったのですがどうしても今作の事を書きたくなったので、勢いで書いてしまいお初にお目汚し失礼致しました。

これからもわたしは辛いときや、どこにもいけないとき
またSukeraSonoの作品の中にいさせて貰うんだと思います

素敵な制服を着させてもらって、その中で、また