アクシスさんのレビュー一覧

和風コロネさんのDLsiteの作品第一弾という事で、発売日前から心待ちにしておりました。本作品のイラストが公開された時点で期待値MAX!異国の情緒溢れる、水の都で綺麗なお姉さんがゴンドラを漕ぐイラストは、これだけで絵画として自宅に飾りたいくらいです笑

それでは早速本題に。
初めて拝聴した時にまず驚いたのは、けいのさんの柔らかな、どことなく落ち着くしっとりとした声と、波音が織り成す癒しのハーモニーの心地よさ…
この作品のすごい所は、手間を掛けて作りこまれた見事な波音と、それを壊すこと無くゆったりとした声が相乗効果でお互いを引き立てあっているところでしょう。それでいて、感情表現はしっかりと聞き手に伝わってくるのは、声優さんの力の高さですね!

シナリオも、水上での耳かきという斬新さには驚かされました!晴れた空の下、船上でこんなに綺麗なお姉さんに膝枕されながら、穏やかな波音の演奏と耳かきを味わう心地は格別だろうなーと思いを馳せてしまいました。
非日常の癒し空間への観光案内、本当に楽しかったです。

「他では聴けないお姉さん属性、最高峰の癒しの声」という表現は本当に的確です!
けいのさんの声質は本当に癒されるので、お姉さん好きには勿論のこと、そうでない人も買って損はない、いや、買うべきです!!

トラックの最後に、「次回は夜の海の真ん中で、海から見える街の灯りは冬のイルミネーションみたいにキラキラしていて…」という表現がありましたが、是非これで次回作を作って見て欲しいです!願わくは、お姉さんとカフェでお茶をしながら観光計画を立てたりするトラックも…

最後になりますが、作品の発売を心よりお祝い申し上げます。そして、素晴らしい作品を本当にありがとうございます!
和風コロネ様の次回作も楽しみにしています!!

発売予告を見た時から、この作品の発売日を大変楽しみにしていました!

この作品で一番の売りは、何と言っても実際の耳かき店で従業員さん向けの研修を、陽向葵ゅか様が受講されて作られた作品というところだと思います。実際に、このお店にも足を先日運びましたので、どこか懐かしい気持ちでした笑

最初の導入の場面の会話など、まさに自身が行った時と同じで、優しい囁き声で聞き手を気遣うセリフを掛けるシーンがリアリティを増幅させます。ゅかさんの博多弁の方言が可愛かったです。

シェービングや耳かきの施術を受けながら、語りかける耳に関する雑談も、ゆったりとした声で、かつ施術の音や睡眠を妨げる事無く行われるので、緊張を解しつつ、癒しの世界へと誘われます。

耳かき音もリアルで、外側→中→奥と丁寧に作り込まれており、息遣い等も施術している部位によって変化し、鮮明に聴こえる事もあって作品の世界観に没入する事が出来ました。

フェイス・ハンドマッサージや肩叩きも耳かき音のような派手さは無いものの、細やかな音が、また違った癒しを与えてくれます。

視聴する際は、是非リラックスした状態で間接照明等を付けた部屋で視聴するとリアリティが増すので良いかと思います。
ゅかさんの柔らかな囁きと、リアリティ溢れる効果音が創り出す最上の癒しは体験して損はありません!耳かき好きの人は勿論のこと、癒しを求めたい人にはピッタリです!

最後に、あまがみドロップさんとしての初作品の発売、心よりお祝い申し上げます。
あまがみドロップさんの次回作も楽しみに期待しています!!

バイノーラル6音様の二作品目との事で、前作同様大変楽しみにしていました。

視聴していて、まず感じたのは雨音を始めとする環境音のリアルさで、聴き手を一気にその舞台に引き込みます。雨傘の開く音、濡れた地面を踏みしめる音、グラスを置く音、お茶を飲み干す音…。バイノーラル6音様の作品を視聴すると、いつも環境音が創り出す作品の奥行きのある世界観と、その重要性を実感させられます。

そしてメインの耳かきパート。
こちらもやはり作り込みの完成度が高く、序盤のタオルで耳を拭いて貰うシーンは、耳の奥で何かが振動している感覚を確かに感じ、感動してしまいました。綿棒での耳かきと、最後の耳フーフーもリアルに再現されていました。

今作のヒロインの幼馴染み設定も、幼馴染みならではの適度な距離感と親密度が、前作とはまた違った良さがあります。落ち着けるというか、安心出来るというか…
懐かしい思い出話も、心地のよい雨音と耳かきの上にメロディーの如く優しく語りかけてくれるので、頭がふんわりとした気分に包み込まれます。

また、恋人の有無を尋ねられ、居ないと告げると「じゃあ、まだ私が残ってるね…いいよ?幼馴染みが恋人って結構アリだわ」とイタズラっぽく笑いながら聴き手を誘うシーンは個人的にかなりツボでした。普通にこんな事言われたら堕ちますよね…笑

声優さんの声もとても好みでしたし、幼馴染みというキャラクター設定にあった声色で、様々な仕草や感情の表現がとてもお上手だなと思いました。聴いていて、良い意味で緊張をせず自然とリラックスした状態に誘われ、効果音や音響のクオリティとマッチして、本当の幼馴染みに耳かきをされている感覚を味わうことが出来ました。

前作、今作共に期待を裏切らない素晴らしい作品でしたので本当にバイノーラル6音様の次回作が楽しみでなりません!

遅くなりましたがレビューさせて頂きます。

ちろ猫ハウス様としての初作品である、本作の発売を心待ちにしておりました。

やはり、期待はちろるさんが苦心と探求の末に、ようやく作り出した「最強の耳かき音」

就寝前に早速視聴し、いよいよ期待の耳かきパート。「あっ…これ凄い…」と思わずつぶやいてしまいました。耳の表面だけを掻かれているのではなく、ちゃんと手前は手前、耳奥は耳奥を、しっかりと掻かれている感覚が確かに伝わります。

そして、ちろるさんの優しい小声での囁きと、このリアル感満載の耳かき音が組み合わさった本作は安眠用にはベストではないでしょうか。

また、ストーリーもしっかりと完成しており、リアルな耳かき音で癒されつつ、ストーリーに思いを馳せる事が出来、トータルとしても完成度の高い作品だと思います。

最後になりますが、ちろるさんを始めとするサークル関係者の皆様、本作の発売を心よりお祝い申し上げます。特に、ちろるさんは本作の発売に至るまで様々なご苦労があったと思います。ですが、ちろるさんの努力がこうしてしっかりとカタチになり、ファンの一人として本当に嬉しく思います。最強の耳かき音、本当に良かったです。次回作も楽しみにしています!

英国ハーフの文学少女に癒されませんか?

先日、この作品が発売されていたことを知り購入させて頂きました。

英国と日本のハーフの留学生リサと、教師が紡ぐ物語。最初は、文学少女とあったので、物静かなタイプのヒロインかと思っていましたが、予想とは裏腹に快活で積極的にアプローチを仕掛けてくる女の子でギャップが良かったです!

ストーリーの舞台も、二人きりで夜の学校で合宿、野外でテントを張り夜空の天体観測と、ロマンティックでありながらも、どこか微かに背徳感を覚えドキドキしてしまいましたが、非日常の時間を共有し、お互いの距離感がより親密になる過程が描かれており、そういった感情描写や、変遷も楽しめました。

また、リサが自分の思い描くミライを自作小説にし、先生の前で朗読するシーンは積極的な文学少女感が出ていて良かったです。しかし、先生の立場にも配慮し気を遣う様子もあり…積極的でありながら優しく可愛いヒロインの魅力に引き込まれました。(自分が先生の立場であったならば、完全に堕ちてるだろうな…と思いながら聴いてました笑)

浅見ゆいさんの流石の演技と、夜の月光が差し込む窓際で耳かきを持ちながら、制服姿で寝転がって微笑みかけるリサの笑顔とキレイなブロンドの髪が、月明かりに照らされ煌めくイラストも最高でした!

みなさんも、英国少女と素敵な異文化交流体験してみませんか?

この作品の凄いところは、聞き手の心理感情を正確に予想し、それに対応したセリフが随所に見られる点です。

主導権を握られまいとして、最初は反抗的な態度をとり積極的に求めたり、感情を露わにしない主人公。あくまで「強制」という二文字によって守られていた自分のプライド。
しかし、主人公の行動や表情からその矛盾を指摘し、それによってペースを乱していく…
虚勢や薄っぺらいプライドが徐々に音を立てて崩壊し、完全に相手に主導権を握られる…という感覚が手に取るように分かります。

また、優しく甘い妹系ボイスから、突然切り替わり繰り出される冷たく、からかうようなセリフは、とても同一の声優さんが演じているとは思えないほどレベルの高いモノでした。
藍月なくるさんは妹系ボイスの方という先入観を、自身が持っていた影響も少なからずあるのでしょうが、驚くと同時に大変魅力的であり、ハマった大きな要因の一つです。
この声優さんの演技力が高いおかげで、前述したような少しづつ主導権を握られ、劣勢に陥る感覚を味わうことができます。

深い感情描写、クールな彼女の声から紡がれるこの作品のテーマである「愛憎」のシーンは、冷たく、重く…だけどどことなく儚さも感じる。声質にマッチし、その言葉の意味を深く考えさせられました。
彼女の過去体験を語りながら、このテーマを用い、聞き手に愛ゆえの苦しさ、切なさを説き、そこから行き着く「逃れることのできないミライ」を聞き手に提示するスタイルは、作品の世界へ聞き手をより深くリードする上手な仕掛けだと感心させられました。

僕自身も、罵倒されたり主導権を握られるのが特に好みという訳でも無かったのですが、そんな人にも十分オススメできる大変作り込まれた良い作品だと思います!