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一見は、普通のアクションゲームです。ジャンプしながら横スクロールで進んでいくタイプの、ファミコン時代の一般的なゲームを思い浮かべてくれれば、それで正解です。
……が、その実、このゲームは、「有り得ないレベルの」罠だらけゲームです(笑)
まず、死にます(笑)センスとかの問題じゃなく、死にます(笑)
普通のアクションゲームだったら、敵の動きや地形を観察し、上手く対処して進んでいくんですが、このゲームの場合、初見では対処できません。右端からやってきた敵が近づいた途端、全く違うパターンの動きをしたりとか、ジャンプした途端、今まで無かった棘が生えてきたりとか、事前には、把握できない恐ろしい仕掛けです。
で、このゲームの凄いところは、それが「怒り」ではなく、不思議と「驚き」や「笑い」、「達成感」に転換するところなんです。
まず、有り得ない死にパターンに、間違いなく「驚き」ます。そして、死に方の素晴らしさ、意外性が「笑い」を誘ってくれます。そして、1回死んだ後からは、その理不尽な仕掛けをクリアするために、知恵を振り絞り、試行錯誤していくことになり、それを突破したときの「達成感」たるや最高です。
私も毎回、「これ反則だろ!?」と爆笑しつつ、死んだ後にがんばって「ヨッシャー!!」と拳を振り回していました。凄く、お勧めですよ。
以上、上記の事は、とりあえず体験版をやってみてくれれば一発で理解できます。是非、プレイしてみてください。
このゲームは、「育成の自由度が高いRPG」の楽しい部分だけを上手く抽出したようなゲームです。
まず、プレイヤーの役割は、複数のパーティーを編成し、スキルや装備をセットして任務に送り出すことです。戦闘やダンジョン移動はオート。特定のパーティーを見守ったり、或る程度の指示を出したりすることも出来ますが、一度に10パーティーとかを送り出すことになりますので、お気に入りのパーティー以外は大体、そのパーティーに殆ど任せきりな状態になります。で、負けたり任務を達成したりしたパーティーが帰還してきて、レベルアップやアイテム獲得を報告してきます。そこで、プレイヤーとしては、その上がった分の能力値をステータスに割り振り、新たな装備を合成したりして用意する、といった流れになります。
このゲームの楽しみと言えば、やっぱりその「成長」にあります。成長の自由なタイプのRPGをプレイしたことの有る方なら経験があるんじゃないかと思いますが、「レベルアップ時に貰ったポイントで、どのステータスを上昇させるか、それともスキルを覚えさせるか」「アイテム獲得時にどんな装備を合成するか」「どんな職業にするか」とか……凄くワクワクしますよね。設定次第では割と簡単に負けて帰ってきますので、ここが頭の使いどころです。
あ、勿論、割振ったポイントは、後からでも減らしたりして、いくらでも振り直しが出来ます。……その辺の配慮もバッチリです。
そして、やり込み型RPGには「作業のようなレベル上げ」が有りがちですが、そこはオートと言う事で、上手く回避されていますから、正しく、「面白みとは何か」を究極まで煮詰めたゲームであると言えましょう。
とりあえず、ホームページのほうで紹介されている体験版で、かなりの部分がプレイできますので、やって見ましょう。これで、合うかどうかは完全に分かります。
雰囲気としては、架空の動植物の成長を見守るリアルタイムのシミュレーターみたいな感じです。画面上にある植物や動物の種が時間経過とともに勝手に育ち、食べたり食べられたりを続けます。神であるプレイヤーのできることは唯一つ。画面上の動植物をクリックして行う「間引き」のみです。こう聞くと単純で退屈なものに思えるかもしれませんが、これが中々に深いシステムなんです。
動植物たちは互いに弱肉強食的な食う食われるの関係を保っていますから、肉食動物が増えすぎれば草食動物が滅亡して肉食動物もやがて滅び、草食動物が増えすぎれば植物が滅亡してやがて草食動物も滅びます。更に、この動植物達は「進化」します。動物を間引いた際に発生する養分を植物に吸収させると食虫植物が出来たり、その養分を動物の卵に吸収させるとより凶暴な肉食動物が出来たり。ここでも進化させすぎると下等生物が生まれなくなって食物連鎖のシステムが崩壊してしまいます。
故に、プレイヤーとしては、肉食草食、動物植物の分布、進化のバランス等の要素を常に考え、「間引き」によってその命をバランスよく刈り取り、適度な個体数を保持していかなければなりません。更には、各ステージに設定された目標を達成するため、「間引き」によって生物の分布を誘導していく必要まであるのです。……操作はシンプルですが、良く練りこまれたシステムで難易度は結構高く、非常に燃える物があります。
また、こうやって苦労して成長を見守った動植物達がリアルタイムで画面上を狭しと動き回るさまは非常に愛しく感じることが出来ます。侵略者と戦っているときなど、思わず「頑張れ、頑張れ」と応援したくなってしまいます。まさに「神」の心境と言うか、子を見守る親のような心境を味わうことが出来ると言う点でも極めて優れた作品です。
2017年11月29日
画面を見れば分かるとおり、ファミコンっぽいゲームですが、
正面突破の難易度は高く、頭を使って地形を崩しながら進んでいくゲームです。
全部の要素が砂上の粒子になっており、
攻撃によって変形させられます。
砂の壁を撃てば崩れて下に落ち、
水を熱すれば蒸発して上に行きます。
そのへんの複雑な演算が非常に特徴的で、
頭をひねりながらプレイする事が出来ます。
因みに、サンドボックスといっても、
テラリアやマインクラフトのイメージとは違います。
割と弾数制限が厳しいので、
自由に建造物を作るような真似は無理です。
あくまでも、クリアを目指すゲームで、
弾数制限もそのためにあるんだと思います。
「続編」の名に相応しく、「シンプルイズベスト」な方向性は健在です。操作はクリックによる「間引き」オンリー。どの生物を生かし、死なすのか、その操作だけを駆使して動植物の生息数や進化の方向性を調整する、まさに神の視点の「楽しみ」が再び……と言う感じです。
前作からの変更点も見事。主に次の2点が印象的でした。
その1、「亜種」の存在です。基本種の色違いです。微妙に性能が違うだけで、発生させなくても進められるっぽいのですが、やっぱり、目新しいので非常に新鮮です。発生条件もプレイの「曜日」とか「時間帯」とかが有るので、日々プレイするたびに「今日はこいつが発生したのか〜」と、楽しい気分になります。
その2、遂に最上位種から下級種を発生させる手段が出来ました。これは、前作のプレイヤーなら同意してくれると思うんですが、凄く嬉しい変更点です。以前は下級種が絶滅した場合、エサが無くなった上位種も滅亡していき、世界が緩やかに滅んでいってましたからね。で、以前はそのステージをやり直すしかなかったんですが、これが何とかなる。勿論、安易に利用出来るような手段ではないので、難易度が落ちてしまう様な事は無いのですが、序盤で失敗したとしても「何とか世界を続けられるかもしれない」という、一握りの希望がある感じで、最後まで逆転の目を探す楽しみが生まれるようになりました。
ゲーム性については以上です。
あと、続編といっても、序盤はチュートリアル的なステージで、この作品から始める人も普通に楽しめるようになっていますので、おススメです。
マウスで画面上を描いたり消したりして進めていくタイプのゲームです。サンプル画面の3つ目の画面を見れば分かるように、色々な色の玉(エレメント)が沢山有ります。プレイヤーは透明な枠を作ったり消したりしながら、指定された色の玉を指定されたビーカーに入れることを目標とします。
その際、「どうやって指定された色の玉だけを分離するか」が頭の使い所です。例を挙げますと、青い玉は赤い玉より重く、一箇所に溜めると、赤が上、青が下といった感じで分離します。丁度、コップに入れた水と油が上と下で分離する感じですね。で、それを利用して決められた色の玉だけを分離してビーカーに入れる。そんな感じのゲームです。他にも色々な分離方法があるわけですが、どれも薬品の調合のようなイメージになっており、次第に玉が分子や原子の一つ一つに見えてきます。何となく科学者気分で楽しめる作品です。
因みに、画面のキャラクターは非常に可愛らしいですが、彼らによる会話、ストーリーなどはあまり重視されておらず、オマケ程度です。あくまでも、化学薬品の調合を楽しむゲームと考えるのが正しい気がします。
簡単に言えば、「マス目状のマップに味方を配置して移動させつつ、ひたすら敵を倒しながら右に向かって進んでいくゲーム」です。とってもシンプルですが、その分お手軽で、ついつい進めてしまう魅力が有ります。
特徴としては、まず「フィールド上で毎ターン発生するダメージ」が挙げられます。出撃しているキャラクターは、HPが0になると撤退してしまい、何ターンか使えなくなってしまいますので、必然的に色々なキャラクターを入れ替えて使っていくことになります。お陰で、仲間の多いRPGにありがちな「メインの数キャラ以外は全く使わず余る」なんて事が起こりません。
また、キャラクターの個性は「行動」で特徴付けられています。出撃時に選択し、撤退までの間の行動の傾向を決めるのですが、「HPを代償に複数の敵を攻撃する」「敵の出てくる穴を塞ぐ」など、影響力の大きい行動がキャラ固有の選択肢にあり、仲間を手に入れるたびに「こんな行動を持っているのか」と新鮮な驚きを得られるでしょう。
他には、経験値をプレイヤーが振り分けるようになっている点も注目です。お陰で、思い入れのある知ったキャラクターを重点的に鍛えられ、FFシリーズの一部しか知らなくても十分に楽しめます。
価格以上に長い間楽しめるゲームなのは間違いありませんので、一部でもFFシリーズを知っている方にはおススメの作品です。