ナンドさんのレビュー一覧

配信者とそのファンのちょっとしたデートの様子を楽しめる音声作品。普通の知り合いや恋人とも違う、独特な距離感、関係性のやり取りが魅力だ。ヒロインは聞き手であるオタクくんを普段の活動を通して知っているのできちんと信頼してくれているのが伝わってきて嬉しいですね。画面越しにしか会えなかった憧れのあの子が家に来て耳かきしてくれるという夢のシチュエーションはかなり幸福感高めで良かったです。

反抗期を迎え、大人に対する当たりがきつくなった年頃の少女をモノで釣って耳かきしてもらう音声作品。ヒロインと聞き手の関係性というか空気感というか、お年頃の娘さんからの理由なき嫌悪感や敵対心の描き方が非常にリアルだ。対価を支払ってサービスしてもらう間も終始キモい、臭い、汚いと罵られながらの耳かきという中々ない体験ができて面白い。ガチで心の底から憎まれているというわけではないのでダメージ受けることなく楽しめた。ほぼ会話なしの生活音+寝息トラックがヒロインと生活を共にしている感を強く感じられて好きだ。

優しい彼女が色んなお菓子を作り、それを食べる時の音を楽しむ音声作品。王道の耳かきはしっかり押さえつつ、材料を切ったり、お湯を沸かしたり、混ぜたり捏ねたり。まさに彼女と同じ空間にいつつ身近で生活している気分を味わえて幸せだ。お菓子作りを終えたら一緒に食べる。ただ聞くだけでも心地よい音ですが、事前に用意して一緒に食べても楽しいだろう。ヒロインの穏やかな語り口もあって没頭して楽しむことができました。おすすめです。

帰郷した田舎で親戚のお姉さんと久しぶりに再会し、悩みを相談したら色んな方法で癒されることになる。田舎の夏、吹き抜ける爽やかな空気、変わらないお姉さんの笑顔。こういうものが欲しいという理想をこれでもかと詰め込んだ状況設定とキャラ配置で、好きにならないはずがない。どこまでも優しく、全てを受け入れてくれるお姉さんの柔らかな声、耳元をくすぐる心地よい音。ストレスになるものが一切なく、自分の全てが許され許容される時間のなんと心地よいことか。最高でした。

艦娘たちが慰安旅行先でバイキングを楽しもうとしたら、何とそこは深海棲艦の経営するお店で、突如静かなる戦いが始まる。値段分の元を取るべく沢山食べたい艦娘側とそうはさせじとあらゆる手で妨害してくる敵艦たち。砲撃戦なんかに比べたらはるかに平和でしょうもないのだが、キャラクターたちが真剣なので緊迫感に満ちて面白い。決着は次号ということで続きが楽しみです。

ある日やってきた転校生は褐色肌に尖った耳、つまりはダークエルフだった。見た目に反して今風なギャルの彼女と少しずつ親交を深めていく。ボーイッシュでざっくばらんなしゃべり方をする可愛いヒロインと少しずつ距離が縮まっていくのは、最初のキツめの対応もあってかなり嬉しい。三部作ということで伏線なんかも張られながら、これ単体でも耳かきやマッサージなど癒しが十二分に得られて幸せだ。これがワンコインで買えるというのだから驚き、買って損することはないだろう。おすすめです。

艦娘たちが世界中の麺料理を楽しむ同人誌。麺というとまず思いつくのはラーメンやパスタといったラインナップだが、流石にメジャーな食品だけあってバリエーションが豊富で、聞いたこともないような料理が色々見れて興味深い。その料理が食べられている国の作法も知れるし、何よりキャラクター達がおいしい食事を本当に幸せそうに食べる様子に癒された。フルカラーなのも料理の色味がしっかり伝わるという意味で非常に有り難く、読み応えのある一冊でした。

艦娘たちが色んな料理をおいしく食べる様子を楽しみつつグルメな知識も得られる同人誌。今回はカレーがテーマ。カレーといえばインド発祥ながら日本に伝わったのはヨーロッパ経由と中々複雑な成り立ちの料理だがそれだけに世界中に様々なバリエーションがあり内容も濃くて楽しめた。世界各地の派生カレーはもちろん庶民の味方なチェーン店のカレーなんかも取り上げられており、それらをおいしそうに頬張るヒロインたちは可愛らしく。良い作品でした。

男装の似合う召使いさんに一日を通してあらゆるお世話をしてもらう音声作品。流石にその道のプロだけあって目を覚ましてから眠るまでの、生活に必要な諸々をことごとく代わりにやってくれます。それだけでも嬉しいのにさらに耳かき、マッサージ、添い寝と心の健康増進まで完璧。こんな風に過ごしたら人間としてダメになってしまいそうですが、王様気分で思う存分リラックスできて幸せでした。有名な声優さん、こだわりの収録環境で大満足のクオリティだ。おすすめです。

まるで本当にその場にいるかのようなリアル感で列車での旅や各種心地よい音を堪能できる音声作品。ヒロインの耳に優しい声はもちろん、王道の耳かきをたっぷりしてらえるだけでなく、列車が走る時の音、かき氷を崩して食べる音、たき火など音そのものを楽しむことに集中できるように作られている。ボリュームたっぷりかつバリエーションも豊かで一通り聞いているうちに自分が最高に癒されるクリティカルな音は見つかること間違いなしだ。かなり拘った音作りをされていることがひしひしと伝わってきて今後とも応援したくなる作品でした。