新着レビュー

何かが始まりそうで始まらない、けどもう少し経ったら始まりそう。そんな感じの物語です。最初の頃は吉村は西野のことをただたまたま朝早く来た女の子ってだけの存在だったようですが、西野が毎朝早く来て、吉村と話していくうちにだんだんと吉村の中で西野の存在が段々大きくなっていっているようですね。これから先、二人はとても仲の良い友達になるのか、それとも恋人になるのか、少なくとも仲が悪くなることはないだろうなと感じられる良いラストでした。

各トラック大体30分強、それぞれの単独のキャラシチュエーションで展開される音声作品のためどこから聞いてもご安心。
みなさんご存じ¨浅見ゆい¨さんが全キャラを演じられているのでそのクオリティーは言わずもがな最高です…。
トラック1とトラック5の声の変わりようがすさまじすぎて別作品の音声流し間違えたのかと思うほどでした。
¨浅見ゆい¨さんが演じるオラついた女の子…イイっ!
また、説明文には耳かき→梵天→耳ふーの流れが全トラック共通の流れとありますがシチュエーションによって耳ふーのタイミングが早かったり長かったりするのでそのあたりも飽きずに聞けてとてもうまい作り方だなと感じました
ちなみにタイトルからわかる通りトラック3は百合作品になっていますので自身をお嬢様に変わるようお準備しておいた方がよろしくてよ

井澤詩織さんといえばアニメやゲームでお馴染な、印象に残るお声をされている声優さんですが、そんな井澤さんのお声をたっぷり聞けるASMR作品となっています。

全体を通して落ち着いた雰囲気で、とても癒されます。

ASMR作品では定番の耳かき音が良いのはもちろんのこと、彫刻やスプレーなど、ちょっと珍しい音も耳に心地良くてリラックスできました。作業用BGMとして使うのも良いかもしれません。

頭領決定戦に向けて集まった仲間達が顔合わせをするも、見事にバラバラな様子が描かれます。
しかしいずれも自由にやらせればかなり頼りになりそうな奴等で、無理にまとめようとしない方が良い模様です。

灯が頭領としての器を問われる戦いは、次回から開幕。
それぞれがどんな活躍をしてくれるのか、とても楽しみです。


余談ながら、羅門爺やが1コマながら登場し皆勤賞を守ったのが嬉しいものでした(笑)
地味なようで良い味をしているので、是非シリーズが完結する時まで皆勤賞であってほしいものです。

キター!!
シリーズ大ファンなので、続編が出てくれて本当に嬉しいですね

今回も、落語調の江戸っ子編があり、もう一編はなんとラーメン×雪女という異色の取り合わせ

前作までとは演者さんが違いますが、双方共通の江戸っ子編で評すると、前作が手堅く上手な方とするなら、本作は勢いと感情豊かな方といった印象で、どちらにも違った良さがありましたね

「お、〇〇ネタだ!」と思ったら、「これはパロディなの!」と正直に言っちゃうくだりは、さすがに笑いを堪えられなかった…(笑)

雪女編も素晴らしく、飯テロ食堂1作目のレビューにも書きましたが、実に押○守好きである自分に刺さるセリフ運びでしたね

雪女はサークルさんの処女作でも使われた題材ですから、かなり思い入れがあるのかなと察しますが、そんな雪女さんが命がけで恋しいラーメンを食べようとするというお話は実にユニークで、ついつい聞き入ってしまいましたね

食を題材にした音声作品というレアすぎる題材を、素晴らしいクオリティで描き続ける本シリーズが、末永く続いてくれることを切に願っております

わがままでちっちゃいお姉ちゃんとの、嬉し恥ずかしなある日のお話

お姉ちゃんは、ちょっとわがままで、ちょっと口が悪い、ちょっと男友達感もあるちっちゃな女の子

そんなお姉ちゃんが、自分の前で着替え始めた弟に照れてしまったりといった、可愛らしい反応を見せるのが、実に良きでしたね

弟くんが休み中、ずっと自分と遊んでいることを心配しつつ、友達も彼女もいないもんなと軽口を叩いてしまいますが、たぶん弟くんは、お姉ちゃんと一緒にいたいだけのシスコンなのでは…
姉は姉で、「自分は人気がある」と言いつつ、話を聞く限りでは、ただ子供扱いされてるだけに聞こえるのが、実に微笑ましい(笑)

そんなエピソードを聞いて、「子供扱いされてる」じゃなくて「ロリコン」というワードが弟くんから出てくるあたり、やっぱり弟くんは…

そんな、甘酸っぱくもニヤニヤが止まらない、健全な音声作品でしたね