サリーさんのレビュー一覧

Akiさんとヨハン・タチバナさんの黄金タッグ
この組み合わせは卑怯です…。とてもずるい
シチュエーションとしても催眠としてもどちらで聞いても楽しめ、マイクの性能がとても良いのか恐ろしいほどの臨場感で世界観に浸ることが出来ます

作品の聞き方はお好きなものをお好きなだけどうぞ、と言った感じ。甘々調教でもいいし敗北搾取にしてもいい。しかもCチャプターがおかわり自由な作りになっているのでエンドレスに聞いてもいいという欲張りセット。十中八九体力が持たないでしょうが逆にそれを超えて聞いてみるのも敗北セックスらしくなるのではないでしょうか?

女性向けで産卵プレイとかかなり珍しくはありますが正直めちゃくちゃ欲しかったのでCチャプターのラインナップには拍手喝采ものでした。いいよね、産卵プレイ

催眠としては1周目のバトルシーンを挟んでしまうと催眠としては慣れていても途中で覚めてしまうかもしれませんが2週目以降は催眠音声として全く問題なく聞けるので多少レベルが高いにせよ催眠音声勢にもとてもオススメしたいです

個人的にはAkiさんとヨハンさんの2人がけ催眠なんて見られないのだと思っていたのでとても嬉しいです
どちらの方も催眠音声経験があるので深くかかれます。

あとやってることが多くてタクが10個に絞りきれません。どうしよこれ

前作を拝聴しまして続きがわりと短いスパンでリリースされたことに感謝しかありません


前作同様に、お兄ちゃんは不安定で怖がりで愛したくて大切にしたくて仕方がない素敵な可愛いなお兄ちゃんです
そして同時にそんな妹に対して自分が一番痛みをわかっていて苦しさをわかっていて嫌悪する手段で妹に接してしまいます
隠す必要もありませんが暴力です
DVを受けて育った子は親になった時にその行動を繰り返してしまう、と言いますが彼の場合それが最愛の妹に向きます
そしてその後で自分の行動を嫌悪し後悔し涙を流すのです
これを可愛いと言わずになんというのでしょう
いや多分可哀想とかクズって言うんでしょうが

特筆すべきは前作を凌駕する菓子宮さんの演技のリアリティ
遠慮も躊躇もなく怒鳴り散らし、ただただ苦しそうに涙を流す姿は聞きながら恐怖による涙と同情、同調による涙を誘ってきます
作品の構成上前半が大人しいので特に際立ちます
普通に話すときですらお兄ちゃんの口調の端々には前作の負い目や妹への純粋な愛情が垣間見えているのに爆発した感情の迫力は鳥肌がたつほどでした
何よりもまるでロボットのスイッチを切り替えるように急に飽きる、冷静になる、感情がゼロになる、とそれが人間味があって全く常識からかけ離れた行動でとても良かったです


万人にはほんとに迂闊におすすめできないけれど好きな人には深く刺さる
DVものやメンタルクラッシュ作品が好きな方には是非聴いて欲しい作品でした
あと可哀想は可愛い!派閥の人も聞いて欲しい作品です


強いて言うなら本気で可哀想すぎて全然抜けないそんな気分にもならないっていうのがありますがまぁこの手の作品ではよくある事ですよね(笑)

人外×人間と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
体格差?しっぽや耳?人にはない異形のイチモツかもしれませんし人ならざる魔性の力かもしれません。
しかし人外物の王道といえばやはり歳の差なのではないでしょか。

種という壁、いつまでも変わることのない年齢差、そこから生まれる経験の差、思考の差、感情の差。
そんなどうしようもない物に阻まれ、それでも人外のモノに恋してしまったのが人間である小鳩ちゃんです
そして愛し慈しみがたいがゆえに自らと同じものにすることを良しとしない吸血鬼の話でもあります
人外×人間の結ばれない悲恋の王道的、しかし昨今のシチュエーション作品では見られなかったたった一晩の語り合いのワンシーンです。

永劫に等しい時を生きられる種族らしく、吸血鬼アルベールは非常に感情が薄く小鳩ちゃんの恋心には非常に鈍感
逆に若く幼くもある人間小鳩ちゃんは、常にたくさんの表情をコロコロと変え彼の訪問を歓迎し続ける
しかし一方が笑えばもう一方も笑い、一方が悲しめばもう一方も悲しむ。そんな以心伝心のような二人のやり取りはとても見ていてほほえましい気持ちになります
しかしあくまでも結ばれない二人の話

まっすぐすぎる小鳩ちゃんの感情に若干振り回されるアルベール
それをなんとか押しとどめ彼は自分の考えと思いを小鳩ちゃんへ伝える

この話は決してハッピーエンドではありません。
しかしながらこれほどまでに愛に満ちた人外作品も珍しいと思います。
シンプルかつ王道、人ならざる者の切れるような美しすぎる愛
結ばれることのない種族の壁
そして、最後まで聞いたときこのタイトルの意味が分かると思います
これぞ人外×人間の作品の醍醐味の塊のような作品でした

テーマが『抗え、催眠に』というそもそも催眠のジャンルをぶち壊すようなものですが大変楽しめました

もちろん催眠音声としても十分楽しめますがそれ以上に主人公であるヴァルターを救うためにリスナーが謎解きに奮闘する、という参加型ゲームのような作りになっています
このコメントを書いている時点ですでに謎解きは終わっていますので3か月後には自動でハッピーエンドが追加されますのでご安心を
ですがぜひ自らの手で愛した人を救うために謎に立ち向かって欲しいと思います
謎自体はそんなに難しい物ばかり、というわけではないので楽しめるかと思います。ssも非常に楽しめました


二つの声に同時にせめられるという女性向けジャンルでは初めて見るつくりですが催眠音声ということもあり大変頭が混乱します。
その混乱する感覚が気持ちいいという奇妙な面白さがありました
確かに愛した男に抱かれているのにそれよりも近い距離で誰かの声がし続ける
しかもその声に導かれて絶頂する
抱いているのは愛した男のはずなのに

催眠の手法を使った洗脳というジャンルに居るのでNTRではないのが救い、のような気がします

ヴァルターの声は愛情深くて気遣いに満ちていて非常に聞き心地がいいですし花屋は淡々と話しているのに熱のない色気と柔らかさで翻弄してきます

非常に面白い作品でした
催眠音声ジャンルが好きなら一度聞いてみて欲しいと思います

久しぶりに本気で怖いと思うヤンデレが来ました。
すごく正直な話をするとここ最近のヤンデレはぬるい、もっと来い!!と思っていましたがこのお兄ちゃんはどうだ


シスコンで過保護で外面もいい理想のお兄ちゃん
1枚皮を向けば徹底した筋金入りの狂愛、ヤンデレなんていう単語も生ぬるいサイコパスお兄ちゃんでした
自分の武器は何かを理解し、妹の生態も理解し外堀を埋める
そんな古き良きヤンデレ

この恐怖感を文字で表すことはできません。ぜひ三橋さんの演技を聞いて体感してください
恐怖感と深い愛の混合する深淵の闇のような作品です

女性向け音声ではないのではないか?買った音声間違えた?と思うような超濃厚なSEから始まるこのシナリオ
大丈夫です、エロさは前作よりも格段に跳ね上がっています。これは年齢制限付きの女性向け音声作品でした

ここのサークルの音声は臨場感が他の比ではありません。
一言で言うなら洋画のロマンス映画、そんな印象を受ける作品です
なんと超ボリューム80分という、前作の4倍長い作品ですが聞いてる身としてはあっという間
SEのみならずBGMまでピアノをセリフの間に合わせて撮り下ろすこだわりっぷりには思わず作っていなくても脱帽してしまいます
なにより劇中歌が別音源としてそれ単体で聞かせていただけるのはピアノ曲好きとしては非常に嬉しいです

ストーリーに関してはもう語りたいけれど語ることは無いだろうと思いますしなにより、うっかり口を開けばネタバレになりかねないので自粛します
が、一言でまとまるなら『不器用な男の最大限の愛情』これに尽きます
序盤以降は非常に明るい展開が続きますのでそこまで気構える必要もないと思います
エロシーンは序盤と終盤の2回あり、こちらも中々のボリュームで濃いエロでしたので満足するかと思います
淫語は少なめSEが丁寧な作りですので個人的には非常に満足
もちろんエロシーンだけ抜いて普通にボイスドラマとして気軽に聞けると思います

非常に重厚なストーリーと深い愛の作品なので非常にオススメです

渋声、おじ様ボイスに定評のある十月トウマさんのまさかのショタボイス作品です

いや、やることなす事エロいのなんの…
ショタビッチ風って凄いですね(語彙力の消失)

バッドエンドルートもなく安心して聴ける作品だと思います
汁だくなおもちゃ責めがメインですが本番もちゃんとあります
どエロくて激しい割に優しく誘導してもらえるためソフトMさんにもオススメだと思います

何度も見たことも聞いたこともある声優さんなのにとりあえず感想の第一声が「お前誰だ」になってしまうのはあるいみでは仕方が無いと思います。
それほどまでにおねぇです。無理をしているわけでも、女性でも男性でもない声。QUEENはおねぇという生き物なのだ、とすんなり納得出来てしまう。これには声優さんの演技の幅には脱帽します。

ストーリー自体は純愛そのもの。とても安心して聴ける音声作品だと思います
しかして濃い。何がってQUEENの存在感が
本当にいままでたくさんのことを経験して今この時まで来たのだろうな、と感じさせる熟成されたワインのような人です
所作は丁寧、きっとヒロインにメイクを施す時は繊細なガラス細工を触れるように扱ってくれているのだろう、きっとQUEENはこの時こんな表情をしているのだろう、とささいな部分まで想像出来てしまうほどです

そして私は両思いになった途端おねぇの口から「俺」だったり男口調が飛び出すタイプのおねぇが大の苦手なのですがQUEENは一貫して文字通り徹頭徹尾おねぇ、1部のぶれなくおねぇです
非常にこだわりを感じます
BでLな受けおねぇではなく、おねぇという性別
男の身体だけれど女性以上に女性的なものを愛する存在
そんな長らく求め続けた完璧なおねぇがここにあると思います。

そして何よりエロい。レズ的にならないかおねぇ過ぎてエロくなっていないのでは無いかと心配もしましたが心配の必要もなくめちゃくちゃエロ買ったです。
恐らく恋愛慣れしていないだろうヒロインを文字通り手取り足取り腰取り導いてくれます

おねぇという存在へのこだわりがとても詰まった良作です
ぜひ買って聞いて欲しいと思います。


あと気が向いたら続編ください

前作でもどこか無機質で熱を感じさせなかった長谷部さん
彼がどうしてそうなったのか、そんな過去からこの話は始まります
強欲ですが執着しない 彼女には誠実だが極悪人
彼もまたどこか欠けた人間だったのでしょう

そんな人間のなり損ないが手に入れられる最大限の幸せを手にする、そんなエンディングのお話です
前回まで薬キメてた話とは思えないほど綺麗な終わり方でした
正直ブラックルシアン、ダーティーマザーを聞いた身からすると
「ああよかった!幸せになれてほんとによかった!」
この一言(?)につきます
もう詳細を語ろうものなら全てネタバレになりかねない感想しか出ません

そして諸事情云々あったキャスティング変更でしたがもう聞いた瞬間
「あ、長谷部だ」
となるほど見事な長谷部康孝を演じてくれた熊田乱さんには感謝しかありません
もちろん他のキャストさんあってこそのこの作品ではありますが本当に見事な長谷部でした

そしておまけのバッドエンド
桐島教官は彼女の幸せも目的も何もかも奪ってただ生かす事のみを良しとします。
彼なりの苦悩があった事すら読み取らせないような本当にいい意味で色の消えた演技でした

最後に部下の女の子がめっちゃ可愛い…
長谷部お前よくこんな部下連れ込んだな……

この作品の桐生さんはとてもエゴの強い男性です
誰にも認められなれなかったヒロインを「自分だけは理解ができる」とヒロインを慰め囲うように少しずつ自分に惚れさせようと優しく振舞ってくるお嬢さん堂では珍しい好意の前に計算が絡んだ方です

性格はクール、というより冷徹 目に見えない愛よりも手に残る金そんなものを感じます
しかしヒロインに害をなそうとする訳ではなく優しく丁寧に紳士的に扱ってくれますがでもどこか本人の本質的な冷たさを感じます
あくまで経営者、あくまでもこの好意は繋ぎ止めるものであると愛すら利用する、どこか感情の欠けを感じるそんな男です

先に落ちたのはどちらなのか、そんな彼との恋愛はどんな終着点にたどり着くのか、彼の賭けはどうなるのか……
そんな話の終わった先が気になる作品でした