現代柔侠伝7

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現代柔侠伝7 [グループ・ゼロ]
販売日 2017年08月14日
シリーズ名 現代柔侠伝
年齢指定
全年齢
作品形式
ファイル形式
専用ビューア
ページ数 266
ジャンル
ファイル容量
177.83MB
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作品内容

昭和31年8月、柳勘一は、熊本・鎮西高校の一員として、全国高校柔道選手権大会に出場する。
この大会でも勘一は、無類の強さを発揮して連戦連勝。
ことに決勝戦では、“宿命のライバル”、薩南商の辺見一郎と先鋒戦で対戦し、「電光投げ」で、かろうじて勝利する。
勘一の活躍もあって、団体戦は鎮西高が優勝するのだが、肉親の愛情に恵まれなかった勘一にとって、
何よりうれしいことは、この大会には、父・勘太郎も、母の朝子も応援に駆けつけてくれたことだ。
吹雪牧場の茜の“プレゼント”と同じくらい嬉しいでき事だったのだ。
そして、優勝後、勘一は残りの夏休みを謳歌する。
しかし、そのころ熊本では、県会議員に立候補した赤松勇造の選挙事務所が、銃とダイナマイトで武装した4人組に襲撃される。
これは、実の母親を妾にした赤松勇造への遊子兄弟の復讐劇で“天誅”のようなものだが、
ほかの多くの復讐劇に見られるように、見事に失敗してしまう。
3人の兄弟を一瞬のうちに亡くし、途方に暮れる遊子。
若い怨念の火も消え、すべてが潰え去ったのだ。
それでも、赤松勇造は県会議員にトップ当選し、遊子は懲役2年の実刑に服することになる。
また、東京都下砂川町では、土地収容問題で闘争が大々的に盛りあがり、大変なことになるが、
柳勘一はまだまだ熊本で平和で熱い柔道人生を送っている。
青春真っ盛りなのだ。勘一よ、たゆまず進め!

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