作品内容
束ねた長髪を風になびかせ、超常の力「狗法(くほう)」を操る男・牧豹介。
彼の丸縁眼鏡が輝くとき、闇の事件がまたひとつ幕を上げる!
首だけの祖父・牧源三の該博な知識に支えられながら、表で人形屋、裏で拝み屋の仕事を続ける豹介。
今回は昔馴染みの女探偵、斎木美夜のボディーガードを頼まれる。
狗法を習得している美夜に敵う相手など、そうそういないはずだった。
ところが過去のトラブルを逆恨みした犯罪者によって、
恐るべき飯綱(いづな)使い・竜堂玄一郎が差し向けられた。
霊獣・飯綱の憑依によって美夜の命はもはや風前の灯火。
豹介は意を決し、ただひとり竜堂との決戦に臨む。
狗法VS飯綱、相手を捻じ伏せるのはいずれの術か。
異能がぶつかり合う連作「狗法使い」「飯綱」。
拝金主義の符術士・白神仁がいかにして金に執着するようになったか、
その過去が判明する「人形使い」など、5つのエピソードを収録。
待望の第3巻!!