穂積さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 1位 | (役に立った数:1,055件) |
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投稿数ランキング | 30位 | (総レビュー数:259件) |
2016年07月26日
前2つの単行本(BJ047266、BJ066698)が「ぽっちゃり」を前面に押し出していたのに比べると、本作はそこに重きを置いていません。
もっとも、短編集だったのと違って本作は一連の長編なので、ストーリー性にこそ重点がある内容となっています。
[作品内容]に書かれたように女が男に逆夜這いする風習の島に、それと知らず訪れた主人公が色とりどりの女性と体を重ねる話です。
こんな行事があるくせに島には若い男が少なく、年齢と島外の両方の意味で新鮮な男として現れた主人公は好青年なのも相まって引っ張りだこになります。
ただ、そこまではハーレム乱交もののようありながら、蓋を開けると大きく違っています。
一人のメインヒロインと結ばれるまでの純愛系なのです。
作中冒頭の失恋がきっかけで、女性不振に陥っていた主人公にはこの島の風習は逆効果で、肉体的に嬉しいとはいえ、初対面の男である自分に抵抗なく股を開く女性達を目の当たりにして余計に思い悩んでしまいます。
そんな中で出会ったメインヒロインは優しく微笑み親切に接してくれて、雌としての面ではなく、女の子としての可愛さに惹かれていくものの、その娘は身持ちが固くて肝心の逆夜這いには参加していないため、じれったいくらいのスローペースで接近していく王道ラブコメを芯にした作品です。
2016年04月28日
スポーツに励む女子をテーマにした短編集です。
テニス=スコート、新体操=ハイレグレオタードてな感じでスポーツとそれにまつわる装束で興奮を誘う内容です。
もっとも、どうしても似たような服になってしまう競技もあるわけで、例えばテニスとチアリーディングはミニスカと言う点では共通しています。
この場合、チアリーディングは衣装と言うよりも趣向にずらして差別化が図られ、女子更衣室を盗撮する男と見られて興奮するヒロインとの接近を描いています。
このようなシステムゆえに本書後半はむしろコスチュームよりも「動けない男を嬲る女子攻め」「風呂場での2人がかりのお色気接待」「勝気な柔道女子のツンデレ」「男の汗の匂いに興奮する眼鏡美人」などシチュエーションに比重が置かれています。
健康的なスポーツ女子を輝かせる衣装と工夫を凝らした場面設定で九人九色の味が楽しめる作品です。
2016年04月28日
冴えない男が一流企業に入社して配属されたのは美女ばかりの秘書課で、さっそく女課長の誘惑に負けたりしながらも奮闘していく話です。
しょっぱなから尻の軽そうな女課長を筆頭に、おっぱいの大きなベリーショート女子、コスプレ趣味の眼鏡っ子など癖のある面々の中で唯一まともに見えるのがメインヒロインの娘です。
生真面目で可愛く主人公にも基本的は優しく接してくれますが、常識的がゆえに上記の同僚女性陣と次々に関係を持ってしまう主人公の無節操さに怒ってきつく当たり、主人公自身も自分の流されやすさに落ち込んだりします。
しかし、それを癒してくれるものまたメインヒロインの優しさだったりします。
美麗で繊細な絵柄で描かれるOLの仕事風景と主人公を誘惑する艶やかな肢体が見所の作品です。
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サンプル1~3は極ミニタイトスカートがエロい酔いどれお姉さんを介抱したら気に入られてSっ気たっぷりに搾られる話です。
この他、幼馴染少女が水着で恥じらいながらスキンシップする話、憧れのAV女優が実はお隣さんでやがて相思相愛になる話、カウンターで独り飲みしていたらボディコンお姉さんに声を掛けられて一夜の夢を見る話、胸の大きな彼女とプールでイチャイチャする話、精神的な奇病を患い入院中の女の子と知り合って惹かれ合う話などが収録されています。
特に末尾の奇病の女の子は短編3話に渡る力作です。
この女の子は病院を抜け出すにあたって服を拝借していて、ミニスカナースの格好で現れ、困り顔のその娘と逃避行の末、ビルの屋上で体を重ねます。
その後、女の子の主治医の女医が主人公の男に高圧的に跨ります。女医はサスペンダーストッキングとハイヒールの組み合わせが下半身の魅力を何倍にも高めています。
このように水着やナースなどのフェチ心をくすぐるコスチュームで目を楽しませながら、足が長くてモデル的なお姉さんが好意的に近づいてくる夢のような短編集です。
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2016年03月23日
前作(BJ076532)で散々犯されたお姉さんは手ぐすね引いて罠を張り待っていました。
今度は自分が上に乗り、ゴムを使って少年の精機能を支配下におきながら、大きなおっぱいを揺らして、仕返しとばかりに女側から犯していきます。
もっとも、お姉さんからしてみればお仕置きでも、豊満な女体が少年の上に跨って乱れ舞っている事には違いないため、実に嬉しい絵柄が展開していきます。
しかも、前回よりは技術的に上達した少年の反撃もあったりして、やはりHなお姉さんが淫らに蕩ける様子が素晴らしいです。
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2016年03月20日
主人公の少年には黒髪ロングの幼馴染少女が居ます。
もう切欠さえあればいつ合体してもいい親密な仲でありながら、乱入者の登場で勘違いされて距離が離れてしまいます。
その乱入者とは某国の姫とかいう金髪美少女で、とか書いては見たものの、これサンプルに出てますね。
要するに金髪姫様、ぱっつんメイド、眼鏡キャリアウーマン、ツインテールアイドルなどが入り乱れて主人公を取り合いつつも彼の本命は黒髪幼馴染で、Hな邪魔を跳ね除けて接近しようとするも一筋縄ではいかない王道ラブコメです。
作者や掲載誌の傾向的にエロ描写はあっさり目ですが、スレンダーな女体に曲線の綺麗なおっぱいが美しく、話のテンポとも相まって軽快に楽しめました。
また、作品詳細欄に出ているページ数を見てください。
値段的には単話やページ数1桁台でもおかしくない金額でありながら、本作は5話分100ページ以上とビックリするほどのボリュームです。
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2016年01月19日
「ぱい☆パニック」シリーズの5作目です。
先に注意事項なのですが、[作品内容]に書かれているのは1作目のあらすじであって、主人公は共通であるものの、本作を含む2作目以降では場面が転じています。
4作目から何故スカイダイビングに至ったかはサンプル2の左下の方に書かれた通りです。
今回はまさかの空中で合体します。
ファンタジー作品で自力の飛行能力を有しているならともかく、パラシュートの不具合で生死に関わる落下中でありながら、女を脱がして美味しく頂いちゃう主人公の馬鹿さとラッキースケベ能力にはもう笑うしかありません。
そんな馬鹿馬鹿しい展開を同作者の美麗で頭身の高い絵柄でやると笑いもエロさも倍に膨れ上がります。
そして、本作は状況ゆえに女体を下半身から見上げる構図が多く、下乳の丸みが際立って実に良かったです。
2015年11月28日
この単行本を象徴する一文が「太ももせんせーしょん!」の中にあったので抜粋します。
ヒロイン「普通にしてても太ももの間に隙間できないんだよ?」
男「むしろ そこがいいんだ~!」
これです。この掛け合いに本作の魅力が濃縮されています。
標準体型よりも太めで、そんな自分に負い目を感じて、卑下する台詞が節々に現れる女子(または人妻)。女の肉に、弾力に魅力を感じてしまう男子。
こういった性質を持つ男女が巡り合った結果、スリムな方が男にウケると信じる女子の心をこじ開け、肉を揉みほぐすのに合わせて先入観を解きほぐすラブコメが展開していきます。
自分に自信がなく恥ずかしがる女の可愛らしさが良く表現されていて、一方で肉感的な温かみが母性にも通じる安心感も感じさせる、そんな女体が詰まった作品集です。
2015年10月21日
男女間のLAG=差をテーマにした話が9本入った短編集です。
年齢差(20歳少女と38歳男)、階級差(女課長と平社員男)、グラビアアイドル(芸能人と一般人)、身長差(女>>>男)、性格差(相違点多くて書ききれない)、体型差(スリム少女とデブ男)、時間感覚(のんびり女とせっかち男)、清潔感(潔癖女と乱雑男)、方言(ズーズー弁美人と標準語男)が具体的なラインナップです。
ちなみにサンプルの1枚目は年齢差、2枚目は階級差、3枚目は時間感覚です。
要するに男女がLAGのせいで一度は険悪な関係になるものの、コンプレックス=引け目を克服してより一層深い絆を手に入れるストーリーの連続です。
物語の抑揚もさることながら、やはり安達先生と言ったら多彩なコスチュームが見所です。
例えば、階級差ではタイトスカート姿の女上司がOLフェチズムを刺激します。ストッキング越しのパンツを眺めたと思ったら、口でパンストを破いて美脚もろともスーツ美人を味わいます。
また、グラビアアイドルとのHでは服は全部脱いだのにニーソックスだけ脱がさずに最後まで行くと言う妙にフェチ感のある行為に及んでいます。
他にも、ズーズー弁の美人はファミレスでバイトをしていて、ミニスカウエイトレス姿の美しさは作中の主人公同様に一目惚れ間違いなしです。
このように男女の紆余曲折を頭身の高いスレンダーな絵柄で描いた良作です。
1巻同様ストッキングなどの女性の下着について解説しつつモデル役に当たる美女の脚線美を堪能できる内容となっています。ストッキングの構造について7編と、ストッキングが連結するボディ側の下着4種を採り上げています。
裁判所の証言台のように誓ってもいいですが、この本を開かなければ、私はそれらの名称も知らず存在すら認識せずに一生を終えた事でしょう。耳馴染みがないゆえに興味深い内容ばかりで、細かく書かれた字にも目を近づけて読み入ってしまいました。
もっとも、トリビアとして読み応えに負けず劣らず男性的な意味での実用性にも引き込まれました。普通なら男が見るはずがない下着姿を捉えたアングル、脚フェチのツボを心得た曲線美、フルカラーを惜しみなく使った光沢感、それらが巧妙に重なり合って女体と下着の色っぽい関係を表しています。
特にサスペンダーストッキングの破廉恥さは凶悪と言っていいです。これほどまでに淫猥な外見をしていながら、異性を誘う目的からではなく、衣類としての利便性を追求した結果、この形状になったと言う不条理さがまた一層興奮を倍増させます。