アマガサさんのレビュー一覧
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これはなかなか面白い技法です。
例えば100円の木製の皿と100万円のダイヤモンドの皿があったとします。ほとんどの人にとっては100万円の皿があらゆる意味で価値があり、大事に扱わなければならず、持っているだけで誇らし気持ちが湧いてきたりするものです。しかし次の日には世界の市場価格が急変して、ダイヤが石ころに、その木材に超高価な価値がつき価値の逆転が起こることだってありうるわけです。しょせん材料の希少性だけの問題であって、本質的な価値があるかどうかは問題ではないわけです。極端なことをいうとどちらもただの粒子の集合体で幻みたいなものです。
人は自らの価値観の多くを集団から与えられたテンプレートに依存して生きています。けれど魔眼の技法を用いることによって、自らの意志で、自らの価値観によって目の前の対象に価値と意味を与えていくことができます。
目の前のあらゆる事象の価値と意味を自分で定め、世界の価値と意味もまた自らで決める。それは世界そのものを創造する行為にも等しいものです。
まさに奥義の中の奥義、オールインワンの技法です。
まほー工房作品の中でも最も重要度の高い知識を取り扱っているシリーズだと思います。
世界には時代によって様々な価値観が存在し、王様の墓を建てるために何千人の人間が死にものぐるいで労働をすることをよしとする時代があったり、戦争を仕掛けて他民族から生活や物資を奪いまくってもいい時代があったり、他国の人の精神性や価値観をズタボロに破壊し、無理矢理自国の価値観や宗教観を押しつけ、洗脳まがいなことをしても問題ない時代があったり、金さえ大量に持ってさえいればどれだけ部下をボロボロにこき使っても許される時代もあるわけです。
でも同時に変わらないものもある。変わることのない優しさもあるのです。
今の時代の価値観が正しく、正当で、全てだと思い込んで、それにがんじがらめにとらわれている人にとって最も必要な知識を提示し、また技法として紹介してくれるシリーズです。
死神ではないんです本当は、けれどその姿が必要な時もある。ただそれだけのことです。
まほー工房作品の中で唯一の身体メインの技法です。
古武術、奥義、秘伝、などの言葉にワクワク感を憶える人でも、効果が実感しやすい技法を求める人にとっても渡りに船です。
少しずつしか進歩しないスポーツ科学ではなく、達人の数え切れない試行錯誤によって生まれた遙か先を行く技法を習いたい人にとってもオススメ。
意識体術なので精神的にどっしりと構えたい人にも良し。
また、まほー工房の他作品を習得しているけれども効果にまだ完全な信頼を置けないと思っている人にとって、このシリーズを習うことによってはっきりとした違いを体感し、その感覚を頼りにすることによって、はじめて他作品の本当の価値に気づかせてくれるシリーズでもあります。
第一巻の丹田は今の日本人は忘れてしまったけれど、昔から日本のあらゆる武術で重要とされてきた概念です。それは肉体から精神性に至るまでの安定性の基盤でありあらゆる動きの基礎をなすものです。
応用は無限で、体術はもちろん、スポーツ、歌、イラスト等々あらゆる分野で役に立ちます。
表面的な価値観や、情報が氾濫する現代だからこそ、確固とした地に足の着いた技術を習いたいものですね。
未来を見るというとファンタジーを連想する人も多いかもしれもしれません。しかし必ずしもそうではありません。
脳の中で特に高度な部位とされている大脳新皮質内の前頭前皮質は、人間の脳で特に発達している部分でもあります。
その機能は計算能力とかIQというような狭い範囲の能力ではなく、社会性、感情の読み取りやコントロール、未来志向性などの総合知性の統制です。
特に未来志向性は目的を未来に定めてそれに沿ったルート選択や結果の予測をする機能で、この巻の未来視の内容と合致しています。
この巻の内容はそれだけ高度な要素を内包し、また脳科学だけでは計れない実用性を計算されて作られた作品のように思えます。
また未来予測に特化したトレーニング音声というものは現状ほとんど存在せず、内容、希少性の両観点において非常に価値の高い作品だと思います。
未来を見通す力は天才や賢者の特徴でもあります。この内容一つを極めただけで仕事や遊び、趣味にどれだけの恩恵が得られるか計り知れません。
しかもそんな内容をあんな愛くるしい小動物が教えてくれるなんて・・・・・・!!
ありがとう大魔法使いちゃん。
今回の内容はイメージトレーニングがメインになっています。
ただのイメージに過ぎないと思うかもしれませんが、イメージトレーニングはその実用性の高さからスポーツやビジネスの最新指導で用いられていることで有名です。
しかしイメージとは非常に奥深いもので、古今東西で様々な形をとって登場しています。幻影、幽体、精霊、神の啓示、もう一人の自分、別の世界、発明、夢からの恵与などなど・・・・・・
そして先ほどの実用例などはそのごくごく端っこの初歩の技術に過ぎません。
この音源ではより高度で広がりのあるイメージとその効果を得る上での様々なトレーニングが盛り込まれており、実用的な応用はもちろんのこと、これから続く巻でのさらなる発展、その基礎鍛錬的な意味も含まれていて非常に重要です。
そしてこの巻の学びをきっかけにして想像は現実を飛び越え、夢の世界へ、そして夢の世界で大魔法使いちゃんと仲良くウフフ・・・・・・まさに夢のある内容です。
個人的にはこのシリーズで1,2を争う内容です。
イメージの世界でエネルギーを補給してなんの意味があるのだろうかと思う人もいるかもしれません。
しかし例えば次の日、朝目覚めてみると自分を慕う美少女(美少年)が突然現れて、自分のやることなすことを応援してくれたり褒めてくれたりしたらやる気やパワーが自然と湧いて出るでしょう。
また自分のやることがなんでも上手くいって大きな結果を生み出し、周りの人達が口々に褒めてくれるような生活が送れたら当然活力がみなぎってくると思います。
これらは栄養ドリンクやサプリメントから得た物理的な栄養ではありませんよね。人間のエネルギーは物理的なものよりも精神的なものに非常に影響を受けるということです。
しかし先ほどの例はどちらも外部の刺激による受け身の姿勢に過ぎません。このような精神的エネルギーを主体的に自らの意志で自由自在に生み出していくのがこの巻の内容です。非常に魅力的だと思います。
またRPGでは回復役が最重要ポジションであることが多く、その能力の上下でパーティのレベルが決まると言っても過言ではありません。幅広いヒーリングが含まれているこの巻の内容はそれだけ価値があると思います。
加えて回復にとどまらず精神レベルの進化を加速させる効果も期待できるでしょう。
また個人的には初心者でも比較的高価が実感しやすい内容に思えます。そういう意味でもオススメです。
もちろん熟達すればするほど効果は増していきます。
さらには大魔法使いちゃんの可愛さも最高レベル。もう、なんだ、この小動物は・・・・・・!!
まさに至高の巻です。
カルマというのはざっくり言うと善事も悪事も、輪廻転生さえも越えて自らに返ってくるというものらしいです。インドの賢者たちが言い出したものだと思いました。
インドの賢者はとても賢く、現代物理学の量子力学的世界観(目に見える物はすべて実在を持たないただの粒子や波)という考え方を2000年以上前から言い当てていたらしいです。
もし現代のこの世界観を、200年ぐらい前の天才だの秀才だのともてはやされていた知的階級に語ったところで、鼻で笑われていたでしょう。
そんな頭のいいインドの賢者たちが、最も重視した考え方の一つがこのカルマです。
親のカルマが子に影響を与えるのか真相はわかりません。ただ、親が昔悪いことをして、それを自分の中で勝手に正当化して、それによって考え方や人格に歪みが生じて、そのせいで子供が歪んで、それが原因でその子が不幸になるって流れは、現実でもシナリオでも、よく見聞きする話ではあります。
このような浅い部分だけではなく、深い部分でもそのような不幸の連鎖があるということなのでしょう。
インドの賢者にはどのように世界が見えていて、カルマの存在を語っていたのかは、自分のレベルでは想像することさえできません。
けれど信じてやってみようと思います。信じることが力、それが信念体系なのだと思うからです。
とにかく最も興味深い巻であることは間違いないし、解説の通りならば、魔法使い入門の中でもかなり高い効果が期待できるものだと思いました。
呪いというと少し抵抗のある人もいると思います。けれど時として、過去や今現在起きている負の経験を解消しないままでいると、それが元になって将来自分の中に大きな壁を作ってしまうこともあるのではないでしょうか。
こんな経験なんかに負けてたまるかと頭では思っていても、なかなか上手く心の中を掃除できないものです。
そういうときには儀式行動をして、それをきっかけにして、壁を乗り越えるのもアリだと思います。
卒業式や入学式、入社式なんかがそうですよね。儀式行動をきっかけにして自分を一段上へと成長させる。
実際やってみると少し心が楽になったような気がしました。でも自分は多用はしないな、と思いました。使うなら決定的なものだけにするべきかなと。ただし後半の呪いの防御法はなかなか面白く、これなら何度もやってもいいなと思いました。
ガイドという存在は人によっては全く馴染みのないものだと思います。
けれど例えば、人気漫画家の中では、自分の頭の中で幼い頃の自分を読者として想定して、作品を描いたりする人がいるし、実力のある作家の中では、自分と正反対の意見を持つ批評家を頭の中で想定して、作品のテーマを広げたりする人もいます。一流のビジネスマンなら問題が生じたとき、尊敬する人物を頭において、その人ならどう考えて、どう行動するのか、と考えたりもします。
人間はとかく自分のキャラクターを固定していまい、その範囲内でしか物事を考えないようになりがちです。そういう意味で、自らの中で自分とは別のキャラクターを作り出す方法は、普段とは違う立場、視点、思考方法で物事を考えられるようになり、自らの思考を拡張するのに非常に効果があると思います。
でもそのほとんどが我流です。この作品では蓄積された知識を地盤において、最も賢く、最も純粋で、最も神秘的なもう一人の自分を呼び寄せるように作られているように思います。
以上で書いたものはあくまでも浅い解釈で、それ以外でも、ガイドにはもっと色々な秘密がありそうです。
極めればとても面白いことになると思います。
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天才には二つの側面があると思います。一つは脳能力の偏り、もう一つはどれだけ脳を鍛え上げて潜在能力を引き出せたか。まあ、筋肉とよく似ていると思います。
今回の音声では後者に目を向けているようです。つまりはセンスをいかに磨くか、ひいてはいかにひらめきを呼び込むか、ということです。
論理能力は学習によって向上することはみんなよく知っていますが、センスは生まれながらにしかないものだと思いがちです。どうやって鍛えればいいのかわからない、という人が大半なのではないでしょうか。この音声ではそのセンスを鍛えるトレーニングに焦点を合わせています。
ただし、どうもそれ以上の効果も狙っているようです。
一日30分、キュートな魔法使いちゃんと一緒に能力開発というのもいいものです。