しもつきなかのさんのレビュー一覧
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2014年09月06日
桃色CODE、道草屋のしろさんの3作目。
(多分だけど)仕事にも慣れ、でも何処となく初々しさを残していた、しろさん。
そんな彼女が、お客様(多分常連さん)に向けて、少しだけ前進出来たお話になっています。
何気ない事なんだけど、彼女にはそれが「思い切った事」だったんだと思います。
この作品は、そんなしろさんの気遣いイッパイの愛情が感じられる2日間なんです。
「わたしを思ってくれるから、わたしのところに来てくれるんだ。じゃあ、わたしもそれに応えないといけないんだ。」
しろさんの一途なココロの色合いが、いつもの作風の中に綺麗に織り交ぜられながら、
ゆっくりと、ゆっくりと、田舎の夏の夜に展開されていきます。
だからなんだけど、そのペースが故に、毎度毎度おしまいまで聴けずに途中で爆睡してますが、
コレはこのサークルの特徴だから仕方ないのだよねファンの皆さん・・・w
あとは聴いて楽しむべし。うん。
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催眠関係のアイテムを購入したのは、このソフトが初めてです。
使い方次第うんぬんって説明のあるとおり、このソフトは、催眠に始めて触れるヒトにはもちろんのコト、
ちょっと工夫が織り込まれているアイテムも試してみたいんだよなあ・・・と思われるヒトには、
このソフトは、なかなかのモノじゃないのかなと思ったりします。
催眠ソフトっていうのは、幾度も繰り返して聴く事で、自分自身のココロとカラダが、その感覚に馴染んでいき、
そこから繰り広げられるであろう、無限(夢幻)の世界を自分なりに体感していかせる為にあるモノです。
このソフトは、その感覚を、より明確なモノとして取り込んでいかせる為にあるワケで・・・。
まずは、何事も慣れから。つまりは、トレーニング。
このソフトだけを聴くのもイイし、自分の好みのアイテムに挟み込むのも、悪くないと思いますヨ。
催眠初心者のヒト?
最初はカラダ(ん?ココロ?)を作り上げるコトからなんですよ・・・!
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私の行き付けの「道草屋」は、もうすぐバスの終点が近い、山あいの村々の合間にある。
町を出て数時間、夕暮れ深いバス停の前で、私を出迎えてくれたのは、
町を出る前の日に予約指名しておいた彼女だ。
慣れた夜道を手提灯片手に歩み、優しく静かな声は、何とはなしに訥々と問わず語り。
ともすると触れそうで、でも決して触れる事のない彼女の指先が、あと行く私を導いてゆく。
春霞の精霊のような姿の彼女の名は「はこべら」という・・・。
・・・と、受け手のこんなインスピレーションが沸きあがってしまってもオカシクない出だしから始まる、この作品。
中身のオハナシはアレなんで抜きにして、さらっと行きます。
総論として「せり」サンの時に書いたコトと同じなんですけれど、
「覚めそうで覚めない夢の中」でのひとときを、真に濃密なモノとして感じる事が出来るってのかな・・・。
サンプルで聴く事の出来る、「はこ」サンの優しく静かで、甘い声。
本編での「はこ」サンの声が紡ぐ世界は、本当に「濃密なモノ」として、聴く者の躯体と魂を、やわやわわと蕩かしていきます。
それはまさに「春の夜の織り上げし幻夢」・・・。
視聴後ですが、コンセプト通りの世界を味わう事が可能でしたし、
感受性が敏感なヒトでしたら、得も言われぬ「充足感」に浸れてしまったのではないかなあ。ウン。
実際、ワタシがそうでしたから・・・・・・
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参考までに、しっかりとした音の出る、後付けのPC外部スピーカーで聴いてみました。
基本はヘッドフォン推奨ですけれど、外部スピーカーでも、何ら遜色ありません。
むしろ、空間の感覚を、そして「はこ」サンの声を仕草をカラダ全体で味わいたいヒトは、一度試してみてもイイかも。