76421さんのレビュー一覧

2作品が収録された音声作品。再生時間は合計で40分くらい。
どちらの作品も耳かきがメインのシチュエーションで、声優は采萪さん。

作品紹介にもあるように声優さんのウィスパーボイスがイイ感じだった。
1作品目はマンションの隣人さんで、ゆったり落ち着いた感じ。
2作品目は猫又ちゃんで、主人公(=聴き手)のことをお師匠と呼ぶボクっ娘。
この2つのタイプの違うキャラの演じ分けも上手かった。
それと、どちらも耳かき音が大きめで心地よかった。

30分くらいの音声作品。タイトル通り母子に耳かきをしてもらうというもの。
2人同時のシーンは無くて、声優さんも別なので2本の音声作品が別々に収録されているような感じ。

声優は母が幽藍さん、娘が生田薫さん。
どちらの声優さんも、DLsiteさんの全年齢作品だとこの作品のみに出演されているみたいだが、全年齢対象以外では他にも出演作品があるみたいで、聴いていて違和感はなかった。

母編と娘編を聴き比べてみると、特に娘のほうのボイスがやや幼げで年下っぽく感じるので、その違いが表れていたのは良かった点。

15分くらいの音声作品。
妹(真鶴)に耳かきをしてもらうというもの。

私の他に指摘していたレビューアーさんがいたように、どこかボーカロイドっぽく、AIが読み上げているような感じがした。
作品紹介見た限りでは声優さん非公開。ボーカロイドが読み上げているのか、声優さんがボーカロイドみたいな演技をしているのか、私が聴いた範囲では判断できなかった。
内容は前述の通り妹に耳かきをしてもらうというもので、この手の作品ではよくあるオーソドックスな作品だった。
好みの問題もあると思うので、こういうのが好きな人には合うかもしれないと思った。

おまけまで含めると1時間半を超える音声作品。
狸の妖怪との出会いを描いたもの。
声優はボイスピークさん(読みあげ音声AI)。

本物の声優さんでしかできないような感情の起伏が必要な部分以外は聴いていてそこまで違和感がなく、読みあげ音声AIだと言われなければ棒読みの声優さんだと思っていたかもしれない。
同じく読み上げ音声AIを用いているサークルさん前作と比較しても、こちらのほうが違和感無かった。
本当に技術の進歩は凄いと感じた、そんな作品。

50分くらいの音声作品。価格考慮すればコスパが良いと思った。
後輩ちゃんに勉強を教えてあげるかわりに耳かきなどをしてもらうというもの。
設定でいろいろ複雑な理由がありそうだと感じたが、その通りだった。

序盤(トラック1～3)では、後輩ちゃんの主人公(=聴き手)に対する接し方からその性格や人柄がにじみ出てきた。
中盤(トラック4、5)では、ヘッドスパや耳かきと言ったこの手の作品では定番のシチュエーションで、癒し系音声作品としてのツボを押さえていると感じた。
終盤(トラック6、7)では、事の真相が語られて、ボイスドラマとしての側面もあった。

この序盤→中盤→終盤の流れが、癒し系音声作品としてもボイスドラマとしても楽しめる仕様になっていたと思った。
序盤、何故こんなに後輩ちゃんが主人公に好意的なのか不思議だったが、それが終盤で見事につながっていた。
ストーリーとしては終盤が肝だけれども、個人的に好きなのはトラック2。
予備校での日常シーンから主人公の性格や人柄の良さが感じ取れた。

25分くらいの音声作品。
タイトル通り妹に耳かきをしてもらうというもの。

声優さんの声、雨の音、耳かきの効果音が同時に再生されるのだけれども、声優さんの声はささやくような感じで小さ目。
前述のように声が小さいのでどちらかというと声より効果音のほうが強く出ていると感じた。
好みの問題もあるだろうが、個人的にはもう少し声が大きく聴こえやすいほうが好み。
効果音中心の作品が好きな人には合うのではないかと思った。

おまけとしてボイスなしの耳かき音や雨音が同梱されていて、好みに応じて聴き分けられるのは良かった点。

全部で80分くらいの読みあげソフトAIによる音声作品。
狐の妖怪娘(のじゃこ)に耳かきなどをしてもらうというもの。
You〇ubeで一部無料公開されているみたいだが、DLsiteさんから購入した場合は無料公開では視聴できない部分もあると思われる。

初めて聴いた時には感情の起伏に乏しい声優さんだと感じたが、読みあげAIソフトらしいということで納得(AIだと言われなければ、本物の声優さんの演技だと思ってしまう部分もあった)。
一流の声優さんと比較すると聴き心地が良くない部分があるものの、技術の進歩は凄いと感じた。
もしかしたら実際に声優さんが喋っているのとそう変わらないAI音声作品が出てくるのも近いのかもしれない。

個人的には、ただの音声作品ではなくmp4で動画としても楽しめるのが良かった。

20分くらいの短編音声作品。
休みをもらって都会を離れてキャンプに行くというもの。
声優は佳山心乃花さん。おそらくDLsiteさんの作品初出演だと思うが、問題のない演技だった。

作品紹介ではどんな作品かわかりづらいけれども、一言で言うと耳かき音声作品とボイスドラマを合わせたもの。
耳かき部分は、効果音が小さめで、かつ効果音中に声が入らない。
このあたりは人によって好みがわかれるところかもしれない。
ボイスドラマ部分は、ヒロインの素性が明かされるところが肝。
短いながらも上手くまとまっていてこれはこれでありだと思った。
要所で入るBGMも良いアクセントになっていた。

30分くらいの音声作品。
ワルキューレに耳かきをしてもらうというもの。
声優は早緒きむりさん。
DLsiteさんの作品には多く出演しているみたいだけれども、現時点で全年齢対象の作品に出演しているのはここのサークルさんの作品のみだと思う。
そういう意味では貴重な作品の1つと言える。

気になったのはヒロインの主人公(=聴き手)に対する呼び方で、英雄と呼んでくれる。
この呼称で呼んでくれる作品はそう多くないと思うので、英雄と呼ばれたい人にはいいと思った。
また、耳かきの効果音はやや小さめだったものの、声と効果音のバランスは悪くなかった。

おまけまで含め2時間強の音声作品。
保健室で女学生(ききょう)に耳かきなどをしてもらうというもの。

声優は大森綺星さん。
DLsiteさんの作品には初出演だと思うけれども、明るく爽やかな声がイイ感じで、聴いていて違和感なかった。
また、語尾に○○ですわ、と喋ることが多く、お嬢様らしい演技も良かった。

本編は耳かき、梵天、耳ふーといった耳に特化したシチュエーションばかり。
耳かきパート、梵天パートは、声優さんの声と効果音のバランスが良く、癒し効果の高い作品になっていた。
また、耳ふーパートではボイスドラマみたいな要素もあって、耳かきや梵天とは少し違った感じで楽しめた。

本編後のおまけも複数のトラックがあって、最後に声優さんのおまけボイスがあったのも良かった。