イルリキウムさんのレビュー一覧
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2015年11月26日
白状しますが……、眠ろうと思って購入したわけではありませんでした。
かの仔さんの耳舐め。これに惹きつけられて聴いてみたのです。耳舐め、いいですよね。
するとどうでしょう。音撫屋さんの本領が存分に発揮されており、大満足のセッティングではありませんか。
「音撫屋」。まさに看板に偽りなし、です。
もちろん、期待していた耳舐めは「これこれ!」と膝を叩くほどの仕上がりでした。
全体的に柔らかく、ゆっくりした口遣いで、大きな音は立てないスタイル。
しかも左右の耳で攻め方を変えている点が素晴らしい。口を開く際のぱこっ、という唇の音や、所々混ざる吐息など芸が細かく、10分で耳舐めフェチ(私)を骨抜きにするとは、さすがの一言です。
「いつも安眠できてるからな……」、ですって?
いやいや、私も割とそうなんですけどね。でも聴いてみましょ、きっと耳は正直ですよ。
……とみみさんには敵いません。「休日屋」シリーズには、脱帽です。ぺこー。
1作目できっちりと世界観を作り上げ、2作目でリスナーを完全にその世界に引き込む。そして3作目、遂に事態が転がる。
こんな展開に、私は完全に参ってしまいました。
1・2作目を聴き込んだからからこそ、日向ちゃんの言葉の端々に彼女の気持ちを読み取れてしまって……。ぼろ泣きでした。
これは、とみみさんが書いた言葉の力ゆえでもあり、演じている浅見ゆいさんが役をモノにしているからでもあります。
当然、音へのこだわりは徹底されていました。
今回は特に、音だけで主人公の挙動を表現するシーンもあります。これが、場面と相俟って完成度が高い。
初視聴時は、うっかり自分も同じような動きをしてしまいました。
心に残る音フェチ作品は数あれど、音と物語との双方にこれだけ製作者の愛を感じられる作品は、そう無いでしょう。
日向ちゃんが一歩踏み出す瞬間を、日登魅さんが受け止める想いを、みなさんも確認してほしいです。
2015年11月03日
そうなんです。ずっとにゃんにゃん言ってるんです。そしてそれが癖になる。
何か内因性オピオイドを過剰放出させるような周波の音でも混ぜてるんじゃないか、ってくらいです。
そして、安定した耳かき・耳舐めの満足感。
今回フィーチャーされているブラッシング音や、布団でもぞもぞする音なども、音フェチにはたまらんです。
これだけで大満足なのに、おまけトラックを聴いた私は、感服のあまり天を仰ぎ頭を地に叩きました。
みみもと!ばいのーらるのテーマ曲「ぎゅっとして。だいすき!」。これが名曲なのです。
音フェチ以前に、音楽好きである私が聴き込んでみました。
耳に優しいアコギに始まり、柔らかいベースに乗るピアノの動き。
軽めのドラムスと時折入る金物系打楽器の可愛らしさ。
更に、スローな曲調にピッタリな、息が多めの伊ヶ崎さんの歌声……。
実は、動画投稿サイトに上がっている(つまり無料で聴ける)わけですが、いやいや申し訳ないです。お金出します。私にとってはそれほどの楽曲でした。
歌の上手い下手を論ずるのは無粋でしょう。とことん癒やされるんです。ほっこり。
いい買い物をしましたにゃん。