「ドウグヤノムスメ」のレビュー一覧

絵の感じからは想像できないほどにハードな内容の物語です。エッチシーンもその絵柄とハードさのギャップにより興奮できるものになっていると思います。

ゲームとしての難易度は低く詰まらずに進行できるのでストーリーに集中できるでしょう。

総じてハード好きな人におススメです。

女性視点で売春という行為を覗くと、こんなにも心に堪えるものだったとは想像以上でした。自分を物と思い込むことで湧きあがる感情を押さえつけ、日々の暮らしを守る。突き付けられた現実に目を背けず、懸命に生きようとする少女の姿がありのままに描かれていました。
売春婦としての生活とその中で芽生えた出会いと感情、そして父の事故死の真相。物語は急展開を迎え、そして・・・。
RPGというくくりですが、読み物としてもしっかりまとめられていて夢中になれました。物語の締めも、きれいにまとめれれており、清々しさを感じました。勧善懲悪ではない部分についてはほんの少し引っかかる部分はありますが、そこは姉妹の話とは別のところで語られるのでしょう。
話としてひとつ心残りは、一本道の為に妹の毒牙にかける道を回避できない、ということでしょうか。作中で借金の額を明示されていないので、ダンジョンで稼いで返すことができない事が、少し残念でした。

借金返済と言っても時間制限は無く、店に商品を並べる等の経営的な要素は無いです。
初めからエンカウント回避アイテムを所持している事や、戦闘しなくてもレベルを上げられる事等から、ストーリーを追う事をメインとして作られているのだと思います。

そのストーリーですが、ほんわかとした絵柄とは裏腹に過酷な展開と主人公の悲痛な心理描写がこちらの精神をガリガリと削っていきます。
中でも、前半と後半で2つの異なる痛々しさが表現されている主人公の心理描写が本当に凄いです。
この先どうなってしまうのか、結末はどうなるのかと気になってエンディングまで一気に進めてしまいました。
最後は良い形の結末だったと思います。

普通にザコ戦有りで進める場合は、中盤位までは装備を整えればサクサク行けますが、終盤は敵が強く戦闘で稼ぐのはどうしても効率が悪かったです。
ザコ戦は逃走は(多分)必ず成功しますし、敗北してもゲームオーバーにはならないのでその辺りは安心です。
終盤に割と強めの強制戦闘が有るのでそこだけは気を付けましょう。

プレイ時間は5時間程度でした。
こう言った不幸な展開のストーリーは苦手な方も多いでしょうが、最後は感動できるオススメの作品です。

主人公が売春婦に身をやつす流れや、性に奥手だった少女が自分を商品と嘯いて心身を守ろうとする心理描写が非常に巧みで涙を誘いました。
そこら辺を含め、ストーリーの出来は最高でした。
何よりハッピーエンド至上主義者にはとても安らいだ余韻に浸れる良いエンディングでした。

ゲームとしては難易度は低いです。
敵が一切出なくなりリソースを消耗しないアイテムや、売春するだけで経験値が貰えるシステムのおかげでRPG下手でも時間さえかければクリア可能と思います。

淡い塗りのイラストもなにやら艶っぽい雰囲気があって大変良かったです。

マーネの語りを聞き続けて、エンディングを迎えると感動しました。
個人的に百合は嫌いですが、これは拒否反応が出ませんでした。

是非RPGの別作品を作っていただきたいです。道具屋の服装が気に入ったので、また出てくると嬉しいですね。とても良い作品でした。
一つだけ言うなら、CGは行為中に切り替わるとなお興奮したかなぁ。

タイトルから道具屋を経営するのかと思いますがそれはありません。

親の残した道具屋を残すためにお金を集めるRPGです。
ダンジョンに潜って敵と戦ったりダンジョンの中で春売したりしてお金を貯めます。

始めはイヤイヤやっていましたがドンドン積極的になっていく女の子がとても可愛らしくいやらしかったです。


戦闘に関しては普通に進めていけばなんなくクリアできる難易度になっています。

主人公の住む村にあるダンジョンにもぐり、ダンジョン内で道具販売(春も売ります)しつつ、お金を稼いで借金返済…という感じのストーリーです。

good
・操作がカンタンでとっつきやすい
・絵のタッチが絵本を髣髴とさせるホンワカした感じ
・初めて体を売るという女性の心理描写がリアル
・レベルがさくさく上がるので快適

残念な点としては、自分の家(店)に道具を陳列できて、その収益回収できたりとかの店舗経営要素が無かったり、武器屋での買い物以外にお金の遣いみちが無かったり、借金返済が途中から逸脱したので借金してる感が無かったり、ヒロインが堕ちるまでが思いの外早かったりしたのが残念な点ですが、個人的には最後まで一気に楽しくプレイできました。

純真でまったく穢れの無い女の子がだんだん商売女へと堕ちていく心理が本人視点で語られるので、最初からビッチな主人公に飽きた人には新鮮で楽しめると思います。

絵もかわいく、短めながらストーリーも面白く、オススメの作品です。

清貧で健気な若者に次々と降りかかる不幸な境遇…それでいて油彩塗りのようなやや絵本タッチで描かれるキャラクターは、子供の頃に見た世界○作劇場を彷彿とさせました。
初めての売春から、商人として自分自身を商品にするまで…そしてそれ以降と非常に丁寧な心理描写をしています。数多くある売春もの同人ゲームの中でも、女性主人公の内面描写を上手く書いた筆力だと思います。
独特な塗りながらHシーンにも向くテイストのイラストもグッド。
ただ、Hシーンで文章が上手いだけにそそる焦らしシーンの文章でありながら、一枚絵は既に脱いでしまっていたりすることがあります。個人的には文章と同期して焦らして欲しかったですね。
悲しい物語や鬱展開が苦手な方は、そういった要素を含む物語ですのでご注意を。

父親が事故死し、残された店と妹を守るために売春をするというオーソドックスなストーリーですが、きちんとポイントを抑えており大変面白い作品となっております。
自分はこの手の仕方なく売春に走る系の話が大好きなのですが、大抵の作品はすぐに快楽落ちになってしまってがっかりさせてくれます。
しかしこの作品は、主人公が自分を商品だと思い込むことによって売春という現実を無理やり受け入れ、快楽を感じながらも自問自答し続けるような心理描写があり、自分の好みにぴったりでした。
しかもしっかりハッピーエンドで終わらせているところにも好感が持てます。
ストーリーは間違いなく面白いので絵が気に入ったのなら是非是非購入をオススメします。

懐かしきアナログな感じの世界観と決して秀逸とはいえないタッチですが、なんかとてもいいです。

小生このテのRPGは沢山プレイしていますが個人的には非常に好きな作品の一つです。

価格もお手頃なのでRPG探している人はやってみて損はないかと思います。