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著者 午後13時
出版社名 文苑堂フォローする
レーベル COMICエウロパ
販売日 2015年05月24日
年齢指定
作品形式
ファイル形式
ページ数24
ジャンル

作品内容

知人の葬儀のため、田舎の実家に帰省したOLの瑞穂は、
カバンからそっと古い写真を取り出すと、
喪服が乱れるのも構わないとばかりに胸を剥き出しにして、
指を下半身に這わせて一人自慰に耽る。
手に持つ写真には、小さい頃の瑞穂と、なにやら歳のはなれた老人が写っている。
やがて絶頂に果てる瑞穂。打ちつけるようなオルガスムスが体の芯を貫き、目に涙を浮かべるが、
それは悦楽のためだけではないよう。
彼女は母の呼ぶ声も耳に入らず、ただ息を荒くしたまま呆けるのだった。

田畑と水路に挟まれた田舎道に、漆黒に伸びる葬列。
そこには瑞穂も同列していて、一行は火葬場に向かっている。
遺影を持つのは故人の孫らしき少年で、いつもの黒い学生服が、今日だけは痛々しい。
瑞穂は顔を空に向け、遺影に収まる故人…先ほど自分が持っていた古い写真の男を思い出す。

めぐらすのは遠い日のこの地。
遺影の男の名は高田公俊という。
元海軍で、ご老体と呼ぶには眼光するどく、矍鑠(かくしゃく)とした昭和一桁世代だが、
なぜか瑞穂は昔からこの高田に懐いていて、その日も下ろし立てのセーラー服を見てもらおうと、
彼の自宅に上がり込んでいる。
そんな瑞穂に「おお…」と高田は相好を崩し彼女の顔に手をあてがう。
どうやら瑞穂に、亡き妻の若き日の面影を見たようだ。
「冬子が女学生の頃を思い出すのぉ」
瑞穂は、今はJ○と言うのだよと、自分の顔に伸びた高田の手を優しく取ると、
写真立てに収まる在りし日の高田夫婦に目をやって、彼の妻、冬子のことを思い出す。
かつて冬子が口にした、ある言葉を脳裏に浮かべた瑞穂は、なぜか同じように高田に向かって口ずさむ。

「ねえ公俊さん…」

これがいけなかった。
高田は、瑞穂と冬子の容姿を重ねてしまい、
彼女に対して「帰ってきたのか」とにじり寄ると、
もはや亡き妻にしか見えぬ彼女を抱きしめて、その偽りの邂逅を祝福。
生前、頻繁に交し合っていたであろう夫婦の営みを今一度とばかりに、
セーラー服の初々しい瑞穂の体を一心に貪るのであった。

「COMICエウロパ 2015年5月号(BJ055667)」に掲載されている作品です。

作品情報/動作環境

作品番号
BJ055677
ファイル名/ファイル容量
BJ055677.zip / 26.34MB (27615754Byte)
注意事項
「COMICエウロパ 2015年5月号(BJ055667)」に掲載されている作品です。
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