しとねさんのレビュー一覧

オス牛の精液、もといミルクを搾る牧場でのお話。

プレイは四種類あるのですがそれぞれ搾精士さんの雰囲気が微妙に違い、またプレイの趣向も違っていて新鮮に楽しめます。
羞恥を煽ったり軽くなじったりしつつも基本的に牛さんを可愛がってくれる、搾精士さんが小悪魔っぽい手搾り編。
フェラチオ、飲精プレイで、搾精士さんの淫乱さがちょっと強い口で直搾り編。
おねショタで、一番優しく甘々な搾精士さんが楽しめるオナホ編。
基本は一番ドSっぽくキツめにけなしてきつつも、甘い言葉を囁いてオナニーを煽ってくれる部分を組み合わせた囁き自慰搾り編。
これらのバリエーションがあり、また話が直接繋がっているわけではないのでその日の気分で聞きたいパートを楽しめる手軽さも嬉しいです。
全体的に、性器や射精を女の人に観察されている、見せつけているのを意識させる言葉選びがうまくて、見られることに興奮する人には特におすすめできると思います。

赤ちゃんプレイ of 赤ちゃんプレイです。
いきなりトップギアにならず、恥じらいやためらいのある人を赤ちゃんプレイに馴染ませていく丁寧なつくりです。
また、トレーニング2のパートが主に性的快感パートなのですが、全体では単純な性感のみにこだわるわけではなく、抱っこ、キス、なでなで、言葉での慈しみなど、赤ちゃんプレイに含まれるものをフルコースでしてくれる内容でした。
また、途中でおむつにおしっこをするシーンがありますが、催眠でなく聞き手側がおもらしをする音声作品はあまり多くないので希少性がありそうです。

秋野かえでさんの甘く優しい言葉を聞いているうちに、赤ちゃんのように何もできない気持ちになってしまいます。
しかし何もできないというのは、「できるからにはちゃんとやろうとしなければならない」という様々な重荷から自由になった状態ともいえます。
赤ちゃんのようになることを褒めてくれるので、無力であることにネガティブなものを感じず、ただなにもしないでいいという解放された気持ちになれるのが赤ちゃんプレイの肝なのかもな、と思いました。

感情薄めで淡々と澄ました女の子に、卑猥な言葉で馬鹿にされながら絞ってもらう作品。
肉体的愛撫と共に、性器をじっくり見られて説明されるなど羞恥心を刺激される要素も多く、マゾ心を満足させてくれます。
また、女の子が冷ややかに声を荒げず、声リズム崩さずに話し続けるのがとてもくせになります。
「その小さなち○ぽのことだけ考えてなさい」「さっさと出しちゃいなさい」「犬でももう少しもつわよ」などの命令的な言葉遣いと、「もう腰が震えてきてますね」「いやらしい音出ちゃってますね」といったですます調の言葉遣いを自然に使い分けて責めてくれるのもとてもいいです。
搾られるのが好きな人にぜひオススメです。
ただ台本ファイルはついていないので、文章だけ読むという楽しみ方もするという人は注意です。

声優さんの声質、演技、言葉回し、展開、すべて非常に良いです。
二人の人物、二人の声優さんなのですが、それぞれ個性がありつつ相性や編集がよくてとても聞き心地がいいです。
リラックスできつつ、しかしとてもエッチ。
ソフトMの人にはぜひおすすめしたいです。
また耳かき音が気持ちよく、耳の奥が本当にかかれているようなむずがゆさと快感があり、ずっとしてもらいたいと感じました。
……ただし耳かきについては個人差や使っているイヤフォン・ヘッドフォンとの相性もあると思うので体験版で確認を。

内容としては、1～9までは一本道で、双子のいなりさまとの出会いから、二人に色々な悪戯をされるもの。
そこで双子のどちらと暮らすかを選ぶことになり、二つのルートに分かれたのがそれぞれ10と11です。
選ばなかった方が嫉妬に狂う、みたいなギスギスしそうな雰囲気は皆無なので安心。
11の珠音お姉さんルートの方は、神通力で主人公の母親の記憶を受け継ぐことでそれまでの古風なロリババア口調から、現代的な赤ちゃん言葉になります。
古風な口調が雰囲気のある言葉選びも演技も素晴らしかっただけに大きく変わることに少しだけ名残惜しさも覚えますが、しかし私が一番聞いているのはこのパートだったりします。(二番は耳かき)
この赤ちゃん言葉メインで是非一作作ってもらいたいくらいでした。
一方10の妹である蜜音さんルートは、それまでの蜜音さんのままの悪戯っぽくちょっとSな性格で、関係とプレイが深まっていくのが楽しめてこちらもよいものです。

台本はついていなかったので、音声を聞きづらい状態でも台本を読んで楽しみたい派の方は注意です。
ともあれ、全体としてとてもよかったのでおすすめできます。

とても面白かったです。
男冒険者たちのシェアハウスでメイドをしつつ、戦闘にも助っ人で出たり(むしろ一番強い)、日常業務やエッチで冒険者たちのステータスを上げたり、得た資金を様々な設備・サービスに投資することで有利にお仕事や戦闘をできるようにしたり、というのがうまくまとまっていました。
キャラや環境に成長要素が沢山あって、それを全てやるのではなく好きなバランスで管理していくのは、ガンパレードマーチや牧場物語/ルーンファクトリーの魅力に近いものもあると感じました。そしてプレイが長くなりがちなそれらに比べ、全14日間の手軽な期間でテンポよく遊べるのが同人ゲームならではのよさだなと思います。

エロゲーの肝心の萌えとエロはどうなのかというと、そちらも大変よかったです。
主人公のメイドさんはクールでツン気味でありながら人のお世話もHも好きで、たまに子供っぽい面もあったりして、とても可愛いです。
男たちはだいたい見た目もしゃべり方もキモいので、遊んでいて嫌になるのでは、Hシーンも下品系ギャグタッチになって好みが別れるのでは、と不安だったのですが、実際プレイしてみると意外にも彼らにも好感が持ててきます。Hシーンも、文章や雰囲気がうまくて、男のセリフやキャラ付けが変で萎えるということは全然ありませんでした。
メイドさんが可愛いと感じた方にはおすすめできますし、男キャラで二の足を踏んでる方にも多分大丈夫じゃないかなあと思います。多分。

ちなみに、操作はマウスとキーボードで、ゲームパッドは保証外ということですが、あくまで私の環境ではwin10+IBUFFALOのBSGP801というスーファミ風パッドで問題なく操作できました。

タイトルからするとハーレムものっぽく、かつ調教ものという触れ込みなので、男性主人公がお姫様を支配していくS向け調教ゲーかと思われやすいのではないでしょうか。
しかし実際はそれに限りらない、豊富で濃密なエロスが詰まっています。

メインヒロインのお姫様とはゲーム開始時にもうすっかり相思相愛なので、調教というより恋人同士のプレイの一環としてSM要素がある、という感じです。
しかし、キツい責めのプレイコマンドを重ねていくと次第にヒロインのマゾッ気が開発されていき、(ベッドにおいては)主人公に服従するような態度を取り始めます。
逆に主人公を責めるようなコマンドを多く選んでいくと、最初は戸惑っていたヒロインが、次第にサドに染まり、見下すような態度で主人公をいたぶってきます。
よってこのゲームでは、ラブラブノーマル和姦から、S男性×M女性、S女性×M男性まで広くカバーしたエロを楽しめるのです。
加えて面白いのが、ヒロインがM状態かS状態かに関わらず大体の調教コマンドが選べるので、Mな子に恐々踏んでもらうだとか、Sな子の強気さをへし折るようにスパンキングするだとか、そういったこともできます。
このエロにおける柔軟さがなかなか珍しく、面白いなあと感じました。
サブヒロインもかわいい子が多いのもいいところですね。
主人公の言動が、特にベッドシーンになると妙にハイテンションで叫びがちなのはちょっとクセが強すぎるかなと感じましたが、まあ慣れなくもないです。
絵もかわいくエロいですし、良い調教ゲームだと思います。

褐色サキュバスのお姉さんが色白ショタを犯しまくるセリフ付きCG集。
作中ではとりわけフィーチャーされませんが、サキュバスさんの方は足先が蹄になっていてサテュロスのようなデザインなのが面白いです。
少年は本来強力な聖騎士で、任務を帯びてダンジョンに、みたいな設定があるのですが、その辺はプロローグでサラッと書かれるだけで、本編はひたすらセックスを見せてくれます。

液体も多めでヌルテカな塗りでネットリした攻め方であり、下品でエグいエロさでありつつ、それでいてちょっと退廃的耽美さが漂うのが魅力だと思います。
元々はちゃんと本番しているのは全十章のうち1つで、本番にウェイトを置く人はもう少し見たいと思ったかもしれないのですが、追加の十一章目で更に本番が増えたのでそのタイプの人も嬉しいかなと。
私は三章目の媚薬浣腸排泄射精がとりわけ好きです。

3Dアニメはどんどん進化してますし、メリットも沢山あるのですが、それでも2Dアニメに馴染んだ人の中には強く違和感を覚える人もいます。
私もそうで、未だに商業ゲームでも3Dモデリングより2Dの方がいいなと感じることが多いです。

ですが、この作品は特徴であるイラストシェード3Dの素晴らしさや演出、それにたぶんアングルも工夫されているのか、違和感は少しもなくて、驚きと感銘(と興奮)がありました。
その3Dの技術だけでなく、体位などのバリエーションや、表情や仕草、声優さんの演技やセリフ、そもそも3Dの元になる絵がめちゃうまい、といったあたりも相まって、非常にエロく可愛いです。

3D好きの人にはもちろん、普段敬遠してる人にもぜひ。

えむ先生側が主目的で買ったのですが、えす先生の方もとてもよかったです。
えむ先生は、言葉でも体でもねっとりと攻めてくれていて言うことありません。
えす先生の方は、えす先生が主人公であるならサド性癖の人向けかなと思いきや、先生に調教される側の方にも感情移入しやすくなっており、マゾっ気のある人、ショタや少女として責められたい人にも大変オススメできそうです。
またどちらも声優さんがいい仕事をしていて、そこも大きな魅力でした。

勝手に金字塔ということにしてしまいましたが、有名作なのは間違いないと思います。
そしてそれに違わぬエロさです。
2004年発売とかなり昔のゲームですが、絵、テキスト共に今なおとてもいいですし、システムなども特に不便なことはなく、そしてボイスは非常に素晴らしいです。
難しいことなしにお姉さんたちに甘く責められたいという人にはぜひ。