西村ツカサさんのレビュー一覧

『とつげき!人間戦車』の続編です。
前作の主人公はジャポン帝国側でしたが、今回の主人公はジャポン王国側。
物語は前作のラストバトルの約半年後から始まります。

新型車両(制圧車両など)の登場で、戦闘パートは更に過熱!
しかも今回は帝国・王国双方の人間戦車を開発することができるので、自軍の編成は自由度が高めです。

メインストーリークリア後は前作と今作のムービーとBGMを楽しむことができます。

前作よりもメインストーリー部分は短いですが、その代わり『富士樹海大洞穴』編というサブストーリー部分が非常に長い!
これは焼肉万歳さんのサイトで無料ダウンロードできるパッチを使うことにより、最後までプレイすることができます。
この低価格でここまで遊べるのですから、『とつげき!人間戦車 ALTeR』は本当にお買い得と言えるでしょう。


戦乱絶えぬ国“ジャポン”を舞台にした、人間と人間戦車の架空戦記第二章。
同人ゲーム界では稀有な濃厚ミリタリー風味を味わって下さい。

『とつげき!人間戦車』と『とつげき!人間戦車ALTeR』の楽曲が全て詰まっています。
ファイル形式はmp3です。
また、パッケージ画像(表と裏)がbmpとjpgの2種類入っています。

ゲーム本編の独特な世界観を味わえる、ファンにはたまらないサウンドトラックです。

CGは全部で28枚(差分を含めると114枚)。
メインとなる電車内痴漢では、ちえみが全裸になったり痴漢されている自分を夫に見られたりします。
この作品は、リアリティよりもエロさを追求したものです(電車内での本番行為がそれを端的に表しているでしょう)。
ヒロインは清楚で貞淑な人妻。
彼女を堕としていく過程での“寝取り感”はかなり強めです。

また、電車内だけでなく駅のホームや夫の職場で犯されるシチュエーションもあります。

前作に続き、トンデモ設定が強烈な推理モノです。
今回も本編は前編と後編に分かれており、それぞれの最後にプレイヤー自身が“キーワード”を選択して推理を組み立てることで主人公が真相を解明します。
前作をプレイしてその独特の作風を好きになれた人は是非どうぞ。
前作と同じく一風変わった探偵物語が貴方を待っています。

DLsite.comのマスコットであるディルとエルの知られざる活動を収めたCG集です。
ディルは同人初心者、エルは知識豊富なオタクという設定。
彼女らの一年間の活動を12枚(差分有り)のCGで表現しています(そのうちの1枚は前マスコットキャラのDSちゃんが描かれています)。
今風な塗りと凝ったシチュエーションが非常に良いと思いました。

大変気に入ったので、続編を熱望します。

私が一番言いたいことは、この作品は“本格ミステリー”でも“正統派ミステリー”でもない、ということです。

しかしながら、プレイヤーをあっと言わせるような仕掛けがいくつもあって非常に面白い構成になっています。

個人的には、買って損の無い作品でした。

まず、人間戦車という兵器の設定に惹かれました。
知能は人間未満、身体能力は人間を超えている。
そんな彼女らが生まれ、戦い、散っていくのがこの物語です。
資金をつぎ込んで生産しても、そのマップで撃破されてしまったらそれでもうサヨナラ。
この“使い捨て感”こそが人間戦車の特徴であり醍醐味であると言えるでしょう。

本編は一度エンディングに到達するくらいでは終りません。
2週目のお楽しみも用意されています。

さあ、お気に入りの人間戦車と共に戦場を駆け抜けましょう。